東京都・有楽町にある「ラ・メール・プラール 東京」(東京都千代田区)は、フランスの観光地モン・サン=ミシェルに本店を構える有名レストラン。ここで提供するオムレツは、われわれがイメージするオムレツとは一味違うらしい。その実態を確かめてきた。

「キノコのクリームリゾットとフォアグラのオムレツ」(2,000円)

「ラ・メール・プラール」は、モン・サン=ミシェルで1888年に創業。訪れた巡礼者の胃を満たすため、創業者アネット・プラールが開発した「スフレオムレツ」が看板商品だ。2011年にオープンした東京店のメニューは基本的に本店と共通だが、今回紹介する「キノコのクリームリゾットとフォアグラのオムレツ」(2,000円)のみ、本店の監修を受けた同店限定品だ。

「ラ・メール・プラール 東京」(東京都千代田区)

店内は、本店と同様に白を基調としている

同店のオムレツの何が有名かと言うと、ボリューム満点のその大きさ。オムレツは卵だけを使用し、空気を含ませるように10分程度均等に混ぜ、それを長さ約25cm、高さ約5㎝の鉄製フライパンで焼きあげる。焼きあがったオムレツを半分に折りたたんで出来上がりだ。

盛り付けるときに半分に折りたたむ

運ばれてきたプレートには、チーズを挟んだふわふわのオムレツとリゾット、表面をこんがりと焼いたフォアグラがのっている。気になるオムレツは、とろけたチーズがあふれ出てきてなんともいえないシズル感。口に含むとしゅわっと溶けていく。半熟の部分をよく見てみると、メレンゲのようにきめ細かい泡が残っていた。

iPhone6Sとの比較

ふかふかでナイフを入れるのが難しい

バターの香りがたまらない

半熟の部分はメレンゲのようだ

オムレツに添えてあるキノコのクリームリゾットは、生クリームとサワークリームを合わせたソースに、マイタケ、シメジ、エリンギ、マッシュルームを加えてある。濃厚なクリームの味わいにキノコのこりこりとした食感を楽しめる。フォアグラのジューシーさもこのメニューをリッチに仕上げてくれていた。

フォアグラはこんがりと焼かれており、なめらかな舌触り

オムレツの大きさにはもちろん驚かされたが、しゅわっと溶けるその食感に魅了された。メレンゲのようにきめ細かく泡立てられた卵だからこそ生み出せた食感なのだろう。同メニューは、「ラ・メール・プラール 東京」限定で提供している。有楽町近くに寄った際には、ぜひ一度体験してみてほしい。

※価格は税・サービス料別