JR九州が19日の新幹線・在来線の運転計画について発表した。九州新幹線博多~鹿児島中央間は19日も終日運転見合わせ。18日に熊本駅まで運転再開した鹿児島本線は、荒尾~熊本間で通常より本数を減らしての運転となる。

JR熊本駅(2015年撮影)。九州新幹線が運転見合わせとなる中、鹿児島本線は熊本駅までつながった

JR九州の在来線は18日、鹿児島本線熊本~八代間、豊肥本線熊本~豊後竹田間、三角線宇土~三角間、肥薩線八代~吉松間で「終日運転見合わせ」とされた。鹿児島本線荒尾~熊本間は始発から運転を見合わせた後、同日午後から運転再開。しかし熊本駅のホームの柱に亀裂が見つかり、玉名~熊本間で再び運転見合わせになったことが報じられた。熊本駅構内の点検作業が終了した18時頃、玉名~熊本間も運転再開している。

19日は鹿児島本線荒尾~熊本間で本数を減らして運転することに加え、複数の区間で徐行運転を行うため、列車の大幅な遅延が発生する見込みだという。久大本線も19日、恵良~引治間、野矢~由布院間、南由布~湯平間などで徐行運転を行う。

18日は「終日運転見合わせ」だった豊肥本線熊本~豊後竹田間のうち、熊本~肥後大津間は19日の運転計画で「始発より運転見合わせ」に変更された。肥後大津~豊後竹田間は19日も終日運転見合わせとなり、立野~赤水間は線路災害(土砂流入)が発生しているため、運転再開までにかなりの期間を要する見込みとされている。鹿児島本線熊本~八代間、三角線宇土~三角間、肥薩線八代~吉松間は19日も終日運転見合わせとなる。

なお、八代駅で鹿児島本線・肥薩線と接続する肥薩おれんじ鉄道は18日、八代~肥後高田間の安全が確認されたため、八代~川内間の全線で運転を再開したとのこと。人吉温泉駅で肥薩線(人吉駅)と接続するくま川鉄道は、17日から通常通り運行されている。立野駅で豊肥本線と接続する南阿蘇鉄道は16日未明の地震以降、運転見合わせが続く。