ジャニーズといえば数多のきらめくグループが存在するが、彼らが若い頃から「ジャニーズJr.」として先輩のバックダンサーを務めながらスキルを磨いているのは、もはや誰もが知っているところ。関西ジャニーズJr.は、その名の通り関西方面を中心にテレビや舞台、コンサートなどで活躍し、「関ジャニ∞」「ジャニーズWEST」といったグループを輩出している。

そんな彼らの映画『関西ジャニーズJr.の目指せ♪ドリームステージ!』(4月16日公開)は、関西の地元アイドル「小姓ズ」を描いたもので、彼ら自身の姿と重ねてしまう人も多いことだろう。この試みには一体どういう理由が? そして関西のアイドルの良さとは? 松竹プロデューサーの齋藤寛之氏に話を伺った。

松竹プロデューサー 齋藤寛之氏

観客は等身大の彼らが見たいのではないか

――関西のアイドルの方々が、関西のアイドルを演じる映画、というのが面白いと思ったのですが、今回はどのようにしてテーマが決まったのでしょうか。

関西ジャニーズJr.の映画シリーズは3作目になるのですが、その都度話を考えています。1作目『関西ジャニーズJr.の京都太秦行進曲!』は立ち上げだったので、京都で撮影するのを前提に、『蒲田行進曲』をやろうと話がまとまりました。監督はいま『超高速! 参勤交代』でヒットしている本木克英さんで、予算がたくさんあるということでもないので、工夫しようと(笑)。

2作目『忍ジャニ参上! 未来への戦い』については、1作目の殺陣シーンで彼らの身体能力が高いことがわかり「これだったらアクションをやってもらおう」と、忍者ものになりました。3作目を作る際には、2作目の反応も見て「観客の方々は等身大の彼らが見たいのかもしれない」と考え、歌と踊りでやってみようかと話がまとまったんです。

――それで、実際の彼らと少し重なるような作品になったんですね。

等身大ということで、作りこまずにナチュラルに、素を見せているような空気感は心がけましたね。また、彼ら自身をかっこ良く見せる場は他にあるので、普段見られない姿を見せたいという思いもありました。服部大二監督も現場で「あえて歌が下手な感じでやってほしい」と言っていましたが、事務所さんもよく許してくださったなと(笑)。

映画内でもグループショットを多めにして、監督はいつもの彼らの雰囲気がつくれるような形を意識してくれたなと思いました。また彼らも年齢がばらばらですが、同じグループのなかでそれぞれの役割をつくるのがうまくて、スクリーンにも出ていると思います。

関西の魅力とは?

――監督、写真を拝見すると、結構迫力がある方ですね。

あの見かけは、乙女チックな根を隠すためのヴェールなんじゃないか思います(笑)。バランスがとれている監督で、関西的なノリもわかるし、今回コメディを誰に頼もうかと思った時に、最初に浮かんだのが服部さんでした。

――1作目、2作目にはデビュー前のジャニーズWESTさんも出ていたそうですが、今とてもご活躍されています。関西アイドルの魅力は、どのようなところにあるのでしょうか。

関西のDNAなのか、しゃべりのスキルがすごく高いですよね。本当に、面白くもしゃべれるし、普通にもしゃべれる。あとは桐山(照史)くんなんてまさにそうでしたけど、舞台挨拶になるとすごく前に出てくる(笑)。いい意味でガツガツしています。話のリズムをつくるのが上手で、それでいてかっこいいところがね、すごくいい。単なるかっこいい人で終わらないところが彼らの魅力です。

――齋藤さんは、東京と関西を行き来されているんですか?

京都の撮影所にはよく通っています。撮影所も関西スタッフが多いので、やっぱり東京と違うノリだとは思いますね(笑)。