観光庁はこのほど、外国人旅行者の受け入れが可能な医療機関約320カ所のリストを作成し、日本政府観光局(以下、JNTO)サイトで公開した。

日本政府観光局(JNTO)サイトトップページ

外国人旅行者の安心・安全を確保

2016年1月の訪日外国人客数は185万1,800人(JNTO/2月16日発表)。同月として過去最高を更新するなど、日本を訪れる外国人の数は近年増加傾向にある。

同庁は、「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2015」に基づき、外国人旅行者の安心・安全を確保するための受け入れ環境整備を推進。このたびの医療機関リストの公開もその一環となる。

「アクション・プログラム2015では、外国人旅行者の方が安心・安全に日本の医療サービスを受けられる体制の充実をうたっている。それに沿って、今年度は都道府県ごとに最低1カ所以上の外国人旅行者受け入れ可能な医療機関を自治体と連携して選定することになっており、これに基づいて実施した形となる」(同庁)。

医療機関のリストは、「24時間365日救急患者を受け入れていること」「少なくとも英語による診療が可能であること(通常診療時間内に、医師が直接英語で診察、または、日英通訳者を介した診療が可能であること)」「救急科、内科、外科、小児科を含む複数診療科を有すること」の要件を全て満たす病院の中から、外国人旅行者の訪問状況や交通の便を考慮し、選定した。

あわせて、外国人旅行者が日本滞在時に、不慮のケガ・病気になった際に役立つ医療機関の利用ガイド(日本医師会・東京医師会監修)を作成し、JNTOサイトに掲載したほか、観光庁・地方運輸局観光部等に自治体向け「安心・安全対応相談窓口」を設置するなどの取り組みを実施している。