SMAPの生謝罪が、フジテレビ系情報番組『とくダネ!』(毎週月~金8:00~9:50)で連日取り上げられ、その是非についてコメンテーターやキャスターの間で意見が割れている。

『とくダネ!』の小倉智昭キャスター

解散・分裂危機騒動に揺れるSMAP。事態を収束すべく、18日放送のフジテレビ系『SMAP×SMAP』を一部生放送に変更し、メンバー一人ひとりがコメントした。瞬間最高視聴率37.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録するなど多くの視聴者が関心を寄せたが、活動を継続していく意欲を一部のメンバーが示した一方、グループ存続宣言や解散否定などの明確な発言がなかったことや、去就にまつわる報道が連日続いていることから、安心できないファンの"置き去り"状態がいまだに続いている。

また、騒動に巻き込まれたとされるSMAPが暗い表情で謝罪に終始したこと、リーダーの中居正広が下手(左)で木村拓哉がセンターという立ち位置や発言順、メンバーの衣装やしぐさなどがもととなり、ネット上ではさまざまな臆測が飛び交う事態になっている。

『とくダネ!』では、19日に生謝罪の直前映像なども交え、約40分間にわたって特集。20日は、一連の騒動をいち早く伝えてきた日刊スポーツ、スポーツニッポン、サンケイスポーツの担当記者を取材し、現場の声からその舞台裏を追った。

20日、引き続き各スポーツ紙が一面でSMAPの話題を取り上げていることを受け、「今日は落ち着くのかと思っていたら、そうでもないのね」と意外な様子の小倉キャスター。デーブ・スペクターは「マネージメント関係でギクシャクして、4人、5人(の独立)は(ジャニーズ事務所で)前例がない」とした上で、「それを考えると、この形で一瞬の解決になったのはよかった」。「一般の企業が公の場で社員に謝らせたら疑問視されると思うんですが、これは芸能界ならでは」と付け加えた。

「こんなふうに謝罪する必要が本当にあったのか」というのはコラムニストの深澤真紀氏。「(謝罪映像を)何度も何度も流しすぎて、見ている方もつらい。SMAPは存在が大きすぎて、すでに事務所のものでもないし、たぶんご自分たちのものでもない。だからこそ、つらい結論を悩んだ結果、立たれたと思う」とメンバーの心中を察し、「例えばこの先、メンバーの誰が悪いとか、そういう報道が出たりするのも嫌ですし、とにかく、もう1回ああいう顔を5人にさせては駄目ですよね。あの5人を、もう見たくない」と訴えた。

これを聞いた笠井信輔アナウンサーは、「(メンバーのコメントが)少し短い、物足りないと思った方も多かったと思うんですけど、今日の新聞なんかを見ますと、中居くんの立っている位置や手の動かし方がどうだとか、それ1つでどんどん解釈されている」と指摘。「その中で、メンバーが一定の量をしゃべったら、それこそさまざまな解釈がされてしまって、あらぬところに話がいってしまう」と危惧し、「僕は一昨日の放送はあれで良かったのかなと思います」と評価した。

投資家でブロガーの山本一郎氏は、19日の放送で「今回の謝罪が誰にどう向けられているのか」「そもそも着地をどこに目指しているのかよく分からない」と疑問を呈した。「彼らが話したことをもう少し細かく聞いてみたい」と期待を寄せ、「(解散報道を)否定すれば済む話。ちょっと言い方としてどうかと思うんですけど、公開処刑気味な謝罪会見までやってしまったのか、われわれからするとちょっとピンとこない部分もあるのかなと」「ジャニーズ事務所の中の問題であって、番組ですべて謝らなければいけないようなことをやる必要があったのか。考え直す必要があったのかなと思います」などと投げかけた。

それに対して、小倉キャスターは「SMAPファンにとっては非常に気になることだったので、当人からの言葉が聞かれないとファンの皆さんもどれが本当か分からなかったと思う」とファン心理を分析。「みんながこういう形で出てきて、ファンにしてみればちょっと言葉は足りないと思ったかもしれないけど、出てきたことに意義があると思う」と語り、20日の放送では「25年経って、それぞれのメンバーの考えが変わってくるのも当然のことですしね。これからのSMAPがどういうふうに仕事をしていくのかは、ファンの皆さんも注目して見てあげるべきじゃないかなと思います」と呼びかけていた。