JR西日本は17日、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の新たな食の匠と制服デザイナーの決定、車内クルー募集について発表した。列車コンセプト「美しい日本をホテルが走る ~上質さの中に懐かしさを~」にふさわしいおもてなしで迎えるという。

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」車内クルーの制服デザインイメージ

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」は寝台特急「トワイライトエクスプレス」の誇りと伝統を受け継ぐ列車として、2017年春から運行開始が予定されている。

車内クルーの制服デザイナーは、東急電鉄(電車・バス)の乗務員をはじめ、多くの企業の制服デザインを手がけた稲葉賀恵氏に決定。イメージカラーのグリーンに黒の糸を入れて織り込んだオリジナルの生地を使用し、洗練された上質さと心休まる懐かしさを感じさせるデザインとした。女性クルー用の制服では、機能性や親しみやすさも考慮し、プリーツスカートや浅めのVネックのシャツも採用しているという。

あわせて車内クルー(1期生)の募集も開始。接客クルー・キッチンクルーを各10名程度募集し、ジェイアール西日本フードサービスネットの正社員として、2016年4月1日からの採用を予定している。募集期間は2015年12月17日から2016年2月19日まで。募集要項など詳細は、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」サイトまたはジェイアール西日本フードサービスネットのサイトにて確認できる。

山陽・山陰エリアで活躍する料理人ら5名、食の匠に加わる

「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の食事に関して、「トワイライトエクスプレスの車内調理の伝統を受け継ぎつつ、食の権威として活躍する門上武司氏のプロデュースのもと、食の匠の監修による食事をお楽しみいただきます」とJR西日本。すでに発表された日本料理の村田吉弘氏(料亭「菊乃井」3代目主人)、西洋料理の米田肇氏(レストラン「HAJIME」オーナーシェフ)に加え、新たに5名(沿線の料理人4名・パティシエ1名)が決定した。

今回発表された食の匠は、「ル・ジャルダン グルマン」(広島市)オーナーシェフの小山賢一氏、「あなごめし うえの」(広島市)4代目主人の上野純一氏、「ル・レストラン ハラ・オ ナチュレール」(松江市)オーナーシェフの原博和氏、「レストラン ボンヌママン ノブ」(島根県益田市)オーナーシェフの上田幸治氏と、「パティシエ エス コヤマ」(兵庫県三田市)オーナーパティシエの小山進氏の計5名。「オープンキッチンから伝わる車内調理のライブ感とともに、沿線の多彩な食材を贅沢に盛り込んだ食の匠によるこだわりの料理をご堪能ください」とJR西日本は発表している。