ポケモンやひつじのショーンの空間も

エンターテイメント施設にはポケモンと話して学べる「ポケモンEXPOジム」もあり、「コミュニケーション」をコンセプトに、7つの独自開発プログラムで子どもたちのコミュニケーションスキルを育むことができるという。「リザードンのバトルコロシアム」などの各プログラムでは、ポケモンとコミュニケーションを取りながらトレーナースキルのアップを目指す。さらに、トレーニング効果をアップさせるサポートアイテム「ポケモンEXPOジムギア」を獲得できるなど、楽しい仕掛けが満載となっている。

「ポケモンEXPOジム」には7つの独自開発プログラムを用意

コミュニケーションスキルの向上も狙いとしている

また、「ENTERTAINMENT FIELD(エンターテインメント フィールド)」は、世界中で大人気のクレイアニメ「ひつじのショーン」をテーマにした体験型アミューズメントパーク。日本初の常設パークとして、ひつじのショーンの世界観が忠実に再現されている。さらに、チームラボが進める教育プロジェクト「チームラボ お絵かきタウン」も関西初の常設作品として登場している。

「ENTERTAINMENT FIELD(エンターテインメント フィールド)」の「ひつじのショーン」

「チームラボ お絵かきタウン」は関西初の常設作品

2016年春頃までに全8施設がオープン

地域最大の11スクリーンを備えたシネマコンプレックス「109シネマズ大阪エキスポシティ」には、鮮明な映像と12ch次世代サラウンドシステムが生み出す臨場感あふれる映像体験が楽しめる日本初の「IMAX 次世代レーザー」シアターを設置。また、15種類の特殊効果でテーマパークのアトラクションのような感覚で楽しめるシアター「4DX」が設置されている。

「109シネマズ大阪エキスポシティ」には日本初の「IMAX 次世代レーザー」シアターを設置

また、子供と一緒に訪れるなら、「動物キャラクターがつくる移動遊園地」がテーマの「ANIPO(アニポ)」もいいだろう。施設内には「空飛ぶ自転車 スイスイ」「まほうの水てっぽう パシャプシャ」「エアードーム ポヨンプヨン」「ミニ汽車 ポッポ」の4つのアトラクションが設置されており、小さな子供も楽しむことができる。

「ANIPO(アニポ)」には、子供ひとりで、または付き添いで遊べるアトラクションを展開

これらの6つの施設は11月19日にオープンとなるが、あとの2つは2016年に持ち越しとなる。ひとつは2016年初頭にオープンする「Orbi Osaka(オービィ大阪)」で、セガとイギリスの公共放送局・BBC Earthの共同プロジェクトにより、様々なコンテンツの体験を通して地球や生命の神秘を五感で体感することができる。もうひとつは「(仮称)OSAKA WHEEL(オーサカホイール)」では2016年春の営業開始を予定している。120mは観覧車として日本一の高さを誇り、夜はここから大阪のきらめく夜景を一望できる。

「Orbi Osaka(オービィ大阪)」では地球や生命の神秘を体感

8つの大型エンターテイメント施設は子どもも大人も楽しめることを念頭に置いて設計されており、オープン直後からたくさんの人でにぎわうことが予想されている。ちょうど45年前の昭和45年(1970)、世界を魅了した万国博覧会がこの地で開催された。そして現在、かつてのにぎわいを呼び覚まし、世界に誇れる新たな日本のランドマークになることだろう。

日本で一番高い大観覧車「(仮称)OSAKA WHEEL(オーサカホイール)」は2016年春から

インフォメーションスタッフのユニホームは、「日本万国博覧会(EXPO'70)」のパビリオン「三井グループ館」のスタッフのユニホームをイメージしたデザインとなっている(写真は2015年8月に行われた記者発表のもの)

※記事中の情報は2015年11月時点のもの

筆者プロフィール: 中 直照(なか なおてる)

大阪出身のコピーライター。出版社や中堅ゼネコンなどを経てフリーライターとして独立。その後、2011年にショートカプチーノ設立。コピーライターとして経営者インタビューや企業広報誌、店舗取材など、幅広く執筆。ほかにもホームページ用コンテンツの企画や制作などにも携わっている。