「いい夫婦の日」をすすめる会代表ならびに一般社団法人日本メンズファッション協会理事長の八木原保氏

「いい夫婦の日」をすすめる会はこのほど、毎年「夫婦」をテーマに作品を公募する「いい夫婦 川柳コンテスト」の2015年入選作品を発表した。作品は7月31日~10月2日に公募され、全国から8,452句が寄せられた。

発表会では、「いい夫婦の日」をすすめる会代表ならびに一般社団法人日本メンズファッション協会理事長の八木原保氏が「1988年当事、海外から『日本人は働きすぎだ』との批判を受けたことをきっかけに、もっと夫婦で楽しもうということで『いい夫婦の日』の取り組みがスタートしました。今年で27年。もっともっと多くの人にいい夫婦の日を分かってもらって、夫婦で楽しんでもらいたい」とコメント。

いい夫婦大賞には、「私には今のあなたがちょうどいい」(西本一紀)が輝いた。

審査委員長の大野風柳氏(全日本川柳協会 理事長)は「今のあなたがあると同様に、今の私もここに居ます。共に時代と平行して変わり続けて来られたことでしょう、。そして、いま、ここに夫婦の笑顔が生まれるのです。この『ちょうどいい』で、過去を乗り越えてこられた夫婦の道をも想像されます。この日常のことばで表現する川柳の魅力を味わっていただければ幸いです。おめでとうございます」と作品を評した。

いい夫婦大賞「私には今のあなたがちょうどいい」(西本一紀)

そのほか、受賞作は以下の通り。

・企業賞(カッコ内はテーマ)
「満点を求めぬ夫婦仲が好い」(井上英一)……ツヴァイ賞(いい夫婦の条件)
「乾杯の笑みも涙も知るグラス」(黒飛義竹)……アサヒスーパードライ賞(乾杯)
「午後3時わが家の小さな喫茶店」(原田大吉)……<マキシム>ちょっと贅沢な珈琲店賞(ちょっと贅沢)
「君がいるだけで美味しくなるご飯」(長野明子)……象印賞(ごはん)

・優秀賞
「お互いに貸し借りがあるいい夫婦」(齋藤一徳)
「心まですっぴんでいる妻が好き」(小松真人)
「勝つよりも負ける力のいい夫婦」(齋藤恵美子)
「秘訣などないが毎日ウフフフフ」(坂倉秀樹)
「長生きを競い合ってる今朝もまた」(古城英男)

・佳作
「あとだしで負けるタイプの夫です」(松永智文)
「鶴と亀2人並んで八十路坂」(山口修治)
「よりそった時間が作るよい夫婦」(高塩純子)
「何気ない夫の良さに惚れ直し」(山田まり子)
「定年後妻の歩幅に合わす日々」(山岸重信)
「ちょうどいい車間距離だねいい夫婦」(竹原はるえ)
「食卓に笑いも乗せる皿を置き」(田中恭司)
「保険証書そこにあるでしょ昔から」(上野翠)
「助手席は娘にだって渡さない」(岩城麻衣子)
「コーヒーをソファに持ち込む妻の留守」(中野弘樹)

また同日には「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー2015」も発表され、文部科学大臣の馳浩さん・タレントの高見恭子さん夫妻と、タレントの藤井隆さん・乙葉さん夫妻が選ばれた。