ライカSLを触ってきた

大盛況のタッチアンドトライコーナーで、実際に筆者もライカSLを試してみた。白状すると、実際に手にする前は、発表時の写真やボディ847gというスペックから「絶対重いし、撮るの大変そう」と思っていた。しかし、安珠さんが言っていたように、ガッシリとホールドできる安心感のおかげか、(もちろん重いのだが)重さはさほど気にならない、というのが正直な感想だ。

「ライカ バリオ・エルマリート SL f2.8-4/24-90mm ASPH.」を装着したところ。ごついなぁと思っていたが、手にすっとなじむ感じは好ましかった。無垢のアルミニウムから削り出したボディはなめらかなラインで美しさを保ちつつ、高い堅牢性も誇る

背面。凹凸が少なくてスッキリした印象

フォーカスポイントをグリグリと動かせるジョイスティック

説明員の方に構えてもらった

個人的に「小さい・軽いは正義」と思っていたし、今でも思っているが、手からすべり落ちてしまいそうなカメラは使っていて不安になることも多い。そういった意味で、安珠さんの「ストレスを感じることがあまりなかった」という言葉に納得した。

ファインダー右横には、フォーカスポイントをグリグリと動かせるジョイスティックが備わっている。右手の親指で操作することが想定されているのだろうが、悲しいことに筆者の手だと届かなかった(女性の手としては一般的なサイズだと思われる)。説明員の方の手だと余裕で届いており、ファインダーを覗きながらフォーカスポイントを探れるのは操作的にもラクそうだとはたから見て感じる。

EyeResファインダーを覗いてみると、確かに精細かつリアルで、タイムラグもほとんど気にならなかった。色味は少し鮮やかすぎるかなと感じたが、これは個人的な好みもあるかもしれない。

「ライカ アポ・バリオ・エルマリート SL f2.8-4/90-280mm」を装着して、構えてもらったところ。さすがにすごい重量感で、見た目も派手

「ライカ バリオ・エルマーT F3.5-5.6/18-56mm ASPH.」を装着したところ。Tレンズ(今後は「ライカTLレンズ」という名称に)はアダプタなしで装着できる。だいぶ軽く感じる

ライカT用レンズとして10月30日に発表された「ライカ ズミルックス TL f1.4/35mm ASPH.」の姿も

ライカSLは発売に先駆けて、11月11日からライカストアで展示される予定だ(ライカ銀座店のみ11月7日から)。