"訪日外国人数"、8月で最高の181.7万人--中国人累計は早くも2014年を突破!

日本政府観光局(JNTO)は16日、2015年8月の訪日外国人数(推計値)が前年同月比63.8%増の181万7,100人となり、8月として過去最高を更新したと発表した。1～8月の累計では1,287万5,400人に達し、2014年の年計(1,341万3,467人)に迫っている。

中国は2カ月連続で50万人突破

8月は、夏休み・バカンスシーズンに向けた訪日旅行プロモーションや、航空路線の拡大、クルーズ船の寄港増加、MERSによる韓国からの旅行控えの解消が、近年の査証免除や要件緩和、円安と消費税免税制度の拡充による買い物需要の拡大とあいまって、訪日客が増加した。

国・地域別にみると、中国は全市場を通じて単月として過去最高を更新し、韓国、イタリア、スペインも単月として過去最高を記録。このほか、台湾、香港、米国、フランス、ドイツなど13市場が8月として過去最高を更新した。

中国は同133.1%増の59万1,500人と、2カ月連続で50万人を突破。累計でも334万7,000人となり、早くも2014年の年計(240万9,000人)を上回った。

韓国は同55.5%増の39万1,000人。台湾は同36.6%増の31万3,900人で、31カ月連続で各月の過去最高を更新。香港は同88.8%増の14万1,500人で、8月までの累計では99万人に達し、2014年の年計(92万6,000人)を超えた。