ワイシャツの襟袖汚れは洗濯機だけではキレイにならない洗濯物の代表格。この汚れを落とす方法はいくつかありますが、家庭にある身近なアイテムを使ってキレイにする方法を紹介しましょう。

中性洗剤がオススメ

特に男性のワイシャツの襟袖汚れは、食器洗い用の中性洗剤を使ってブラシでこすってから洗濯すると、比較的キレイになるようです。

今回用意するもの

食器洗い用の中性洗剤
酸素系漂白剤
ブラシ (柔らかめのもの)
洗面器
お湯

ちなみにブラシはダイソーで購入したもの。

ちょっとググると「こすったらダメ」とか「メイク落とし用のクレンジングオイルが有効」とか「部分洗い用の洗濯石けんがいい」といった情報を見つけることができますが、実際に試してみると、これらのアイテムの中では食器洗い用の中性洗剤が最も汚れが落ちるという結果となりました。

実際に試してみた

ワイシャツの洗う前の状態。

このワイシャツの襟に中性洗剤をつけて、ブラシでこすったところ。かなりキレイになりました。

やり方

最初に中性洗剤とブラシで洗濯前の下準備をします。襟の汚れを落とす場合、ブラシで左右両方向からこするようにすると、ブラシが繊維の奥まで届いて汚れが落ちやすくなります。

ブラシでこすったら、洗面器にお湯と酸素系漂白剤を水量に応じて適量入れ (説明書をきちんとご確認ください) ます。

ちなみに、ここでは洗濯物に黄ばみが出ているので漂白する方法を紹介するのですが、中性洗剤でこすってみて汚れが落ちればそのまま洗濯しても問題ないですし、汚れが残っていた場合、部分洗い専用の石けんなどでこすって洗濯すればいいでしょう。

漂白剤を混ぜた洗面器のお湯にワイシャツつけ込んで、しばらく時間をおきます (1~2時間が目安)。

お湯はすぐに冷めてしまうので、温度はちょっと高めの50℃にしてつけ置きするのがオススメです。

なお、ブラシでこすると「ワイシャツの傷みが早まるのでは……」と心配する人もいると思いますが、堅いブラシでゴシゴシこするのではなく、使い古したハブラシなど、人体にも優しいアイテムを使うとさほど洗濯物が傷まないのでオススメだそうです。写真のようなアクリル系のスポンジがおすすめです (100円ショップで入手できます)。

ワイシャツの襟袖汚れは中性洗剤を使うとよく落ちるっぽい

教えてくれたのは……

田辺明敏さん

田辺クリーニング 二代目店主。クリーニング一筋30年以上。専用の工場もあり、技術に定評がある埼玉県のクリーニング店を経営。地元商工会の洗濯講座などのセミナー講師も担当している。

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