東芝ライフスタイルは、冷凍冷蔵庫「マジック大容量」の新モデルについてセミナーを開催した。セミナーでは新製品の詳細な説明だけでなく、デモも行われた。

FMシリーズ(左)とFVシリーズ(右)

「マジック大容量」の新モデル

今回紹介されたのは、8月4日発表の「FMシリーズ」「FVシリーズ」など、東芝ライフスタイルが2014年から展開している「マジック大容量」シリーズの新モデル。冷蔵・野菜用と冷凍用で2台の冷却器を搭載する、独自の「W-ツイン冷却」を採用している。

W-ツイン冷却

ツイン速鮮チルド。2段に分かれている

ルネキャット

W-ツイン冷却によって可能となったのが、「ツイン速鮮チルド」だ。「速鮮チルド」モードを選択すると、平均-4℃の冷気を強い勢いで吹き出し、食品を芯まで一気に冷却する。マイナス温度帯ではあるものの、食品は凍らず、食感や味が劣化しにくい。そのため、肉や魚のおいしさをキープしたまま保存できる。チルドルームが上段・下段と2段に分かれ、使いやすくなったのも特徴だ。

東芝マテリアルの「RENECAT(ルネキャット)」を、東芝の冷蔵庫で今回初めて採用した。ルネキャットとは光触媒の力で除菌・脱臭を行うというもの。光触媒スプレーとして市販されているが、このルネキャットのユニットを、FMシリーズとFVシリーズでは冷気の通り道に設置。光を当てることで、ニオイなどを分解して、水や二酸化炭素として排出する。

引き続き、野菜室を真ん中に配置した「まんなか野菜室」を採用。専用冷却器で安定した低温かつ高湿度の冷気を送り、効率的に野菜室内を冷やす「新・霧ベール野菜室」で、野菜の鮮度を保つ。先述のルネキャットは野菜の呼吸を促すエチレンガスを分解する役割も果たし、野菜の呼吸を抑制する。

新・霧ベール野菜室。2Lペットボトルを立てて収納できる

冷凍室は仕切り板付きの収納ケースを採用。冷凍食品などを立てて収納可能だ

メタル蒸着フィルムを使用した新面材を採用。「紬」の織物をイメージ

光を当てることでニオイを分解するルネキャット

セミナーでは実際にFMシリーズやFVシリーズなど新製品を細かくチェックできたほか、ルネキャットの効果を見るためのデモも行われた。

ルネキャットの効果を見るデモ。左はルネキャットあり、右はなし。箱にはコーヒーが入っている。実際にかいでみると左のほうがニオイが弱くなっていると感じた

緑のワクで囲った上半分の細菌の数を調べる。計測してみると数値は「1135」というもの

下半分にはルネキャット(市販されているスプレータイプ)を吹き付け、数分光を当てて放置。再び計測してみると「171」という数値に

タッチオープンドアを引き続き採用。普段はドアに何も表示されないが、手を近づけると点灯

冷蔵庫のドアのサイドにもLEDライトを搭載。庫内を明るく照らして見やすい

棚板は自由にレイアウトできる。2枚に分割される棚板も用意。最上段に幅が狭い板をセットすれば、背が低い人でも最上段のものを取りやすい

新鮮さをキープする冷蔵庫で、食卓をおいしく

東芝ライフスタイル ホームアプライアンス事業本部 HA第一事業部 事業部長 河村吉章氏

東芝ライフスタイル ホームアプライアンス事業本部 HA第一事業部 事業部長 河村吉章氏は、『東芝冷蔵庫では、冷蔵室でも野菜室でも冷凍庫でも、食材を新鮮に保てる冷蔵庫を提供することで、「食べる楽しさ」を届けることを目指している。それをふまえたコンセプトが「いつでも、食卓においしいを。」であり、キービジュアルには食べ物をほおばるうれしい顔を採用した』と説明する。

FVシリーズの定格容積605Lモデル「GR-J610FV」は、幅685mm。9年前に発売された同じ幅の「GR-W50FS」は定格容積500Lであり、105Lの容量アップとなる。同じ設置面積でも、よりたくさん入る冷蔵庫で買い替え需要を狙っていくと話した。

コンセプトは「いつでも、食卓においしいを。」

同じスペースに設置できるが、容量はアップ。写真右は2年前の機種「GR-G56FXV」との比較。断熱材が薄型化している