「木を見て森を見ず」という有名なことわざがある。これは、 小さいことに目が行ってしまい、全体を見渡すことがきないことのたとえである。それとは逆に、物事の全体像を把握することができる人を、英語では「ビッグ・ピクチャー・シンカー(big picture thinker)」と呼ぶ。

「ビッグ・ピクチャー・シンカー」には概して、明確なビジョンと先見の明を備えた、クリエーティブな人物が多く、「ビッグ・ピクチャー・シンカー」であることは人の上に立つ職業に必要な資質だとも言われている。しかし一方で、日常生活を送る上では場合によって、その性格があだとなることもあるという。

以下の四つは、「ビッグ・ピクチャー・シンカー」に共通する特徴だと言われている。

1.根拠はないが楽天的

特に理由はないけれど、なんでもうまくいくと考えている。この種のポジティブなエネルギーは周囲にも感染し、ほかの人を鼓舞してくれるという利点がある。その一方で、じっくりと考えず、無謀に物事を進めてしまう可能性もある。楽天的であることは有益な資質だが、自覚がある人はそのせいで理性が曇っていないかを検証することが必要だ。

2.たくさんの可能性に溺れがちで、過度に野心的

「ビッグ・ピクチャー・シンカー」は理想主義者である。そして物事を直感で判断し、常にたくさんの新しい可能性がないか探ろうとする。そのため、自分の置かれた状況や将来について、一歩離れたところから見ようとする傾向がある。

同時に、何でもやろう、何でも手にしたいと野心的になりがち。明確なビジョンさえあれば、自分には何でもできると思っていることも。これは善しあしで、新しいプロジェクトを抱え込みすぎて、ひとつひとつが中途半端になったり、細かい部分がおろそかになったりする危険性もあることを肝に銘じておかなければならない。

3.予定を詰め込みすぎて見落とす

2番目とも関係してくるが、常に新しい可能性や機会を探っている以上、交友関係も広い。加えて、楽しそうなこと・興味のあることにはすべて顔を突っ込みたくなるため、1日にたくさんの予定を詰め込みすぎて、結果的にどれかを見落としてしまう。この点においては、理解ある友人さえいれば、助けられることも多いだろう。

4.きちょうめんな人と旅行に出ると、相手を不安にさせてしまう

「ビッグ・ピクチャー・シンカー」は、そもそも事前に旅行プランなど立てないことが多い。そのため、前もって細かく予定を決めておきたいきちょうめんな人との旅行では、お互いにイライラしてしまうことがある。

しかしこの場合は、「行き先や旅のビジョンを考える人」と、「細かいプランを練って手配する人」というふうにうまく分け、それぞれが得意分野で力を発揮するように運べば、旅をよいものにすることができるだろう。

カラパイア

ブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんな みんな 生きているんだ ともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。