スナメリの赤ちゃんが誕生

下関市立しものせき水族館 海響館では5月23日、同館初となるスナメリの赤ちゃんが誕生した。

救護・収容した個体同士の繁殖は国内初の事例

5月23日の深夜1時前、同館の予備プール(バックヤード)にて飼育しているスナメリが出産した。スナメリの出産は同館では初めてとなる。赤ちゃんの性別はオスで、体長はおよそ80cm。

誕生した赤ちゃんは元気に泳いでおり、誕生からおよそ5時間後には母親からお乳を飲む姿も観察された。生まれた直後の赤ちゃんは泳ぎ方がぎこちないものだが、母親の「かんな」がしっかりとサポートし、徐々に泳ぎが安定してきている状態だという。

母親「かんな」、父親「みさき」とも救護され、同館に収容された個体で、救護・収容した個体同士の繁殖はおそらく国内初の事例となる。バックヤードのため観覧することはできないが、5月24日より親子の姿を同館2階スナメリプール前のモニターにてライブ映像として公開している。同館では、ぜひスナメリの子育ての様子を見てもらい、スナメリの赤ちゃんの成長を見守っていただければ、とコメントしている。 なお、生物の都合により、ライブ映像の公開を中止する場合がある。