タニタは6月9日、「inner scan DUAL(インナースキャンデュアル)」ブランドから、筋肉組織の状態を評価する「筋質点数」を導入した家庭用体組成計「RD-501」「RD-902」「RD-903」を発表した。発売は7月1日。価格はオープンで、推定市場価格はRD-501が15,000円前後、RD-902が20,000円前後、RD-903が25,000円前後だ(いずれも税別)。

RD-501

RD-902とRD-903

RD-501とRD-902、RD-903は、細胞全体の情報を取り出す高い周波数と細胞外の情報を取り出す低い周波数の2つの電流を用いる「デュアル式」計測技術を採用した体組成計。デュアル式計測技術によって、新指標「筋質点数」の導入を実現した。筋質点数とは、筋線維の大きさ、脂肪や線維質といった結合組織の含有量など筋肉組織の状態を、電気的に評価できるようにしたというもの。筋質点数は加齢や運動習慣の有無によって変化する。これまでも計測可能だった筋肉量とあわせて筋質も把握することで、効率的に筋力の向上を目指せるという。

RD-902とRD-903は、スマートフォンやタブレットなどとBluetooth 4.0で接続する機能も搭載。従来モデル「RD-900」「RD-901」はiOS端末にしか対応していなかったが、RD-902とRD-903でAndroid端末にも対応した。連携するスマートフォン用アプリは「タニタヘルスプラネット」「イケメン育成ダイエット - ふとしの部屋」「ランニング応援ゲーム ねんしょう!2+」「365日 腹筋アプリ SitApp」の4つ。それぞれのアプリでRD-902とRD-903の測定結果を記録、閲覧できる。アプリのインストールはいずれも無料だ。

デュアル式計測技術によって、高精度な計測結果を得られる

筋質点数を新たな指標として採用した

対応アプリは4つ。タニタの「ヘルスプラネット」のみAndroidにも対応

ヘルスプラネットでは計測したデータをグラフで閲覧できる。写真は筋質点数をグラフ化したもの

サイズと重量はRD-501がW310×D274×H33mm/1.3kg、RD-902がW328×D298×H31mm/2.1kg、RD-903がW328×D298×H32mm/2.1kg。体重はRD-501が50g単位で最大150kgまで、RD-902が100g単位で最大180kgまで、RD-903が50g単位で最大180kgまで測定可能だ。電源は単3形アルカリ乾電池×4本。カラーはRD-501がレッドとシルバー、RD-902とRD-903がレッドとホワイト、ブラック。

次ページでは、タニタの代表取締役社長 谷田千里氏や、タレントの松村邦洋さん、モデルの西内ひろさんらが登場した発表会の様子をレポートする。