COMPUTEX TAIPEI 2015のMicrosoftブースでは、米国時間7月29日にリリースされる「Windows 10」のテクニカルプレビューやWindows 10 Mobileを搭載したPC、スマートフォン新製品が所狭しと並べられていた。

VAIO Z Canvas

VAIO Z Canvas

会場でまず目についたのは、5月21日に発表された、12.3型(2,560×1,704ドット)の高スペックタブレットPC「VAIO Z Canvas」のWindows 10搭載版。仕様はVAIO OWNER MADEモデルのメモリ16GB・ストレージ512GB搭載と同じ様子で、CPUにはCore i7-4770HQ(3.2GHz)を搭載する。

裏にはお馴染みVAIOの刻印。角度を片手で調節できるフリースタンドも健在で、多くの来場者が集まっていた

MADOSMA

MADOSMA

マウスコンピューター発の5型Windows Phone「MADOSMA」も展示。現行の「MADOSMA Q501」ではWindows Phone 8.1 Updateを載せているが、会場ではWindows 10 Mobileのプレビュー版を搭載していた。「MADOSMA Q501」は日本時間6月2日から予約を開始したが、初回分は即日で完売したという。

ブラックカラーは法人向けモデル。本体は125gと軽量だ。「マップ」アプリを試してみたが、読み込みストレスもほとんどなく、非常にスムーズに拡大縮小、画面遷移が行えた

Surface 3

Surface 3

フルHD+(1,920 x 1,280ドット)液晶搭載の10.8型タブレット「Surface 3」は、Cherry Trail(開発コード名)世代のIntel Atom x7 Z8700を搭載するタブレットPC。展示機ではWindows 10 インサイダープレビュー版を搭載していた。Windows 8.1搭載の現行版は、日本では6月19日に発売する。

製品イメージ写真でも採用されている、赤のタイプカバーで展示

Lenovo ThinkPad Yoga 12

Lenovo ThinkPad Yoga 12

2月10日に国内発売した12.5型2-in-1 PC「Lenovo ThinkPad Yoga 12」のWindows 10搭載版。展示機のプロセッサはBroadwell-UことCore i3-5005U(2.0GHz) 、画面解像度は1,366×768ドットのHD。展示機ではストレージ256GB、メモリ4GBとなっていた。

"Yoga"シリーズはディスプレイが背面に回転する2-in-1 PC。左サイドにはUSB 3.0や電源ポート、右サイドにはHDMIポートなどを備える

TOUGHBOOK CF-RZ4

TOUGHBOOK CF-RZ4

日本では「Let'snote」シリーズとして発売している、10.1型の軽量モバイル。現行の店頭モデルとスペックは同等のようで、解像度が1,920×1,200ドットのWUXGAで、Core M-5Y10(0.8GHz)、128GB SSD、4GBメモリなどを搭載する。

東芝の2-in-1 PC

Microsoftのカンファレンスでも登場した、東芝の2-in-1 PCはショーケース入りの展示。スペック詳細は不明だが、薄くて軽い、4K搭載2-in-1デバイスとのこと。目視での本体部分(液晶部除く)の薄さは1.3mm程度だろうか。液晶部も薄く作られており、4Kパネル搭載とは思えない薄さではある。

左側面にはHDMIとUSB、ミニDisplayPortらしきポートを搭載。右側面には電源ボタンとSDカードスロット、USBを備える

Dell Venue 8 Pro 3000シリーズ

Dell Venue 8 Pro 3000シリーズ

2014年10月に米国で販売開始した8型のWindowsタブレット「Venue 8 Pro 3000」も、Windows 10搭載モデルを公開。展示機では販売時のスペックと変わりなく、Bay Trail-TことIntel Atom Z3740D(1.33GHz)を内蔵し、解像度が1,280×800ドット、ストレージが32GB、メモリが2GBなど。

8型サイズは手に持つと若干大きめ

Acer Aspire Z3-710

Acer Aspire Z3-710

ケース内にディスプレイされていた、Acerの23.8型一体型PC。背面に折り畳みできる2つの足(スタンド)を備え自立できる上、バッテリも内蔵する大画面タブレットともいえる製品だ(バッテリ駆動時間は約5時間)。解像度は1,920×1,080ドットのフルHD。Core i7プロセッサ(型番は不明)、16GBメモリ、1TB HDDと、ハイスペックな印象。

本体はかなり薄い。右側には電源ボタン、左側にはmicroSDカードスロットやUSB 3.0ポート、HDMIポート、AC電源ポートなどが備えられている。スピーカーは背面下部のスタンド近くに配置。重量は約8.2㎏

Win-Wings YS-1

Win-Wings YS-1

このほか、会場で注目を集めていたのは、「作業スペースが手軽に拡大できる」と紹介された、ASILというメーカーのデュアルスクリーン15.6型PC。詳細なスペックは不明ながら、パステルピンクカラーの外装に、Core i7、16GBメモリ、512GB SSD、2Mピクセルカメラなどを搭載するとのこと。バッテリ駆動時間は約5時間。重量はさすがに重く、4.78㎏。

折り畳みできるヒンジ搭載デュアルスクリーンを搭載。電源コードはディスプレイ部分に接続されている上、USBなどのポート類がディスプレイ側面に配置されていることもあり、本体はディスプレイ部分に内蔵されいるようだ