現在公開中の映画『駆込み女と駆出し男』の大ヒット御礼舞台あいさつが4日、東京・室町のTOHOシネマズ日本橋で行われ、大泉洋、陽月華、原田眞人監督が出席した。

映画『駆込み女と駆出し男』の大ヒット御礼舞台あいさつを行った陽月華(左から)、大泉洋、原田眞人監督

国民的作家・井上ひさし原作の『東慶寺花だより』を原案にした本作は、江戸時代の駆込み寺を舞台に、離縁調停人が男女のもつれた愛の糸を解きほぐし、ワケあり女たちの人生再出発を手助けする笑いと涙の人情エンタテインメント。そんな本作は5月15日に公開初日を迎え、5月16~22日に「週間映画ランキング観客動員数日本映画」第1位を獲得したほか、同期間に「見てよかったランキング」で1位になるなど、ヒットを記録している。

そんな本作のヒットを記念した舞台あいさつが行われ、大泉洋、陽月華、原田眞人監督の3人が、大入り袋を観客に渡しながら登場。主人公の中村信次郎役を演じた大泉は「事務所の携帯サイトにファンの方からメールが来て、そこに2、3回見ていただいた方がいらっしゃいました。ハマることはこのことかと思いましたね」と感謝の言葉を口にしながら「私は褒められるのが好き。朝やっているドラマ(NHK連続テレビ小説『まれ』)で『お前が悪すぎるから娘が可哀想』とか評判が悪いんです。『信次郎さんカッコ良かった』と言われて本当によかったですよ」と本作のヒットはもちろん、劇中で演じたキャラクターの評価に安堵した様子だった。

その大泉は、4月に行われたプレミア試写会の舞台あいさつでセクハラ疑惑が向けられたが、「陽月さんは、なぎなたのシーンがあって、エアーで練習してたものだから『僕をなぎなただと思って練習して!』と言ったらセクハラだと……」と説明。すると陽月が「そんなつもりで言ってなかったんです。セクハラって言われ、何て失礼なことを言ってしまったんだと」と反省の言葉を口にしながら「すごく緊張していたので、大泉さんが気遣って下さってお題を出してくださったのかと。本当に大泉さんは皆さんの緊張をほぐしてくれる存在でした」と大泉を褒め称えていた。