「恐竜たちと水族館2015」7月28日から9月30日まで開催

「京都水族館」は7月28日から9月30日まで、「福井県立恐竜博物館」協力のもと、「恐竜たちと水族館2015」を開催する。

夏休みの宿題にもピッタリ!

同展では、恐竜と現代に生きる水族館のいきものたちとの共通点や相違点から、進化の秘密を探り、想像し、学習。それらを通じて、いきものたちの進化の歴史をたどることを目的に、館内4カ所に恐竜の骨格標本を展示する。

「エントランス」では、全長約5mの植物食恐竜「フクイサウルス」の全身骨格標本が来館者を出迎える。 「京の川ゾーン」「ペンギンゾーン」「交流プラザ」では、「きょうりゅうってナンダ?」をテーマに、水族館のいきものたちに形態が似ている恐竜の骨格標本と実際のいきものを展示する。

エントランスに展示される「フクイサウルス」の全身骨格標本

「京の川ゾーン」の展示は、「生きた化石」と言われ、太古の時代からほとんど姿を変えずに生きてきたとされる「オオサンショウウオ」をはじめとする両生類。それらと、「生きた要塞」という意味の名前を持つ恐竜「アニマンタルクス」の全身骨格標本とを比較し、いきものの進化の歴史に迫る。

上「オオサンショウウオ」、下「アニマンタルクス」

「ペンギンゾーン」では、鳥類に姿がよく似た翼竜の仲間の全身骨格標本と、ペンギンとの体のつくりの違いなどを紹介。空を飛んでいた翼竜と、飛べない現代の鳥類ペンギンとの違いについて学ぶことができる。

左「ペンギン」、右・翼竜の仲間「ニクトサウルス」

「交流プラザ」には、背に板状の骨が並ぶ「ステゴサウルス」や、ティラノサウルスの仲間「ゴルゴサウルス」の全身骨格標本が登場。さらに、恐竜と形質が似ているは虫類の「ヒョウモントカゲモドキ」の生体展示と比較。恐竜と他のは虫類の共通点や相違点から、恐竜とは何かを紐解く。

上「ステゴサウルス」、中「ゴルゴサウルス」、下・は虫類の「ヒョウモントカゲモドキ」

同水族館の下村館長と一緒に、恐竜と現代のいきものの進化の歴史について考える解説ツアー、「きょうりゅうってナンダ?」も開催される。期間中の、8月10日~12日を除く月曜日~水曜日、12時~と15時~に各回約30分実施する。当日受付で、同水族館への入場料のみで参加が可能。

「京都水族館」の飼育スタッフと「福井県立恐竜博物館」の研究員によるコラボレーションツアー「不思議発見!恐竜たちと水族館」も開催。開催日は8月下旬を予定している。事前受付で、同水族館への入場料のみで参加が可能。開催日、受付方法は、7月1日以降、同水族館のWEBサイトで掲載する。