2015年は関東地方で例年並みかそれより多いスギ花粉飛散量が見込まれるなど、アレルギー持ちの人にとっては5月頃までつらい時期が見込まれる。その症状がひどくなるのを防ぐため、多くの花粉症患者が自分に合った予防や対策を行う。

そこで、花粉症に悩むマイナビニュース会員300人に「2015年シーズンに試してみたい、もしくは試す予定の花粉症対策」とその理由を聞いてみたので紹介しよう。


Q.2015年シーズンに試してみたい、もしくは試す予定の花粉症対策を教えてください(複数回答可)


1位 マスクを着用する(54.7%)

2位 病院で処方された内服薬を使用する(19.7%)

3位 空気清浄機を使用する(16.3%)

4位 市販の点眼薬・点鼻薬を使用する(16.0%)

5位 病院で処方された点眼薬・点鼻薬を使用する(13.7%)



■マスクを着用する
・「マスクをして吸い込まないようにするのが最大の対策だから」(37歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「お金はあまりかけたくないから」(23歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「社会人なので外出を控えることは難しい。極力花粉を取り込まないようにするしか方法はない」(23歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「長年の経験から、効果があるものとないものがはっきりしているので」(35歳男性/機械・精密機器/営業職)

2015年の花粉症対策、どうしてますか?


■病院で処方された内服薬を使用する
・「花粉に悩まされないですむのなら、少々の副作用は我慢する」(42歳男性/自動車関連/技術職)
・「例年その作戦が功をそうしているから」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「今までで一番効果があったので継続します」(23歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)


■空気清浄機を使用する
・「つらいのは花粉症という言葉がない頃からなので大抵の対策はやっているし、自分に合うものや合わないものもわかっている。まだやっていないことで、試してみようと思えることがこれだった」(42歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「空気清浄機の性能がかなりいいと聞いたので」(22歳女性/その他/その他)
・「空気環境をきれいにしてみたい」(27歳女性/生保・損保/営業職)
・「実際に空気清浄機を使っている人が、症状が軽くなったといっていたので」(26歳女性/医療・福祉/専門職)


■市販の点眼薬・点鼻薬を使用する
・「市販の点鼻薬を使用する。今までで一番効果があったので今年も続けたい」(35歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「コンタクト専用の点眼薬を探します」(30歳女性/その他/その他)
・「鼻がかゆいことに関する症状は通年なのでなれているが、目は花粉症で特にひどく耐えられないので」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/専門職)


■病院で処方された点眼薬・点鼻薬を使用する
・「症状に合った薬の方がいいと思うから」(28歳女性/機械・精密機器/技術職)
・「病院で合った薬を出してもらった方が、効果が高いのかなと思ったから」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)


■番外編
・「会社の人が良いサプリを紹介してくれたから」(サプリメントを摂取する: 43歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「今まで水でやっていたので、ちゃんと鼻うがい用の製品を使ってみたい」(鼻うがい製品を使用する: 21歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「花粉症仲間の評判が高い」(花粉をブロックするクリームを鼻に塗る: 32歳女性/電力・ガス・石油/技術職)
・「柔軟剤は試したことないから試してみたい」(花粉の付着を防ぐ柔軟剤などを使用する: 30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)


■総評

1位は半数以上が回答した「マスクを着用する」。「定番だし、簡単だから」「楽に対策できる」といった回答が目立ち、手軽さやリーズナブルな値段を理由として挙げる人が多数いた。ただ、「マスクを着用する」のみを対策としてあげたのは約3分の1にとどまることから、「マスクは対策の基本ベースで、そこから自分の体に合った対策をさらにプラスしていく」という考えの人が多いことがうかがえる。

2位は「病院で処方された内服薬を使用する」だった。自分の症状に最適な処方薬を出してくれるため高い効果が見込めるという点や、医師への安心感という点が高評価へとつながっているようだ。3位に選ばれた「空気清浄機を使用する」に関しては、自発的に購入したいと考えている人のほか、周囲から薦められて使用を検討しているとの声も見受けられた。

4位と5位には、市販ないしは病院で処方された点眼・点鼻薬を試してみたいという回答がランクインした。5位以下の主だった回答では「花粉対策めがね・ゴーグルを着用する」「花粉をブロックするクリームを鼻に塗る」(共に10.7%)、「外出をなるべく控える」「市販の内服薬を使用する」(共に10.3%)などがあった。

アレルギーに苦しむ人たちは、これまでに一通りの「花粉症によい」と言われているものを試してきたことだろう。ただ、もし今回紹介したものの中で未経験のものがあるようだったら、この2015年シーズンに試してみてはいかがだろうか。

調査時期: 2015年1月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性117名 女性183名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート