女優の上白石萌音(かみしらいしもね)が、アーティストのスキマスイッチの「奏」をカバーした「The Favorite Songs vol.1『奏』」のプロモーションビデオ(以下PV)が25日、公開された。

PVでは、その歌声とともに上白石の表情に注目

周防正行監督がメガホンをとった初主演映画『舞妓はレディ』(2014年)で、第38回日本アカデミー賞・新人俳優賞に選出されている上白石。自ら「歌うことが大好き!」と宣言している彼女は、同作で歌も披露している。今回は、自身の思い入れがある楽曲をカバーし、そのストーリーを表現したPVを撮影した。

同PVは、BGMなしに、上白石がアカペラで歌う姿をワンカットで撮影したもの。家から駅までの道、駅のホーム、電車の車内で歌う彼女の姿が捉えられている。女優として、歌を通して楽曲の世界観を表現しようとした作品だ。

今回の選曲について上白石は、「わたしはスキマスイッチさんが大好きです。そのきっかけになったのがこの曲です。別れの切なさと絆の強さ、そして未来への希望を感じられる歌詞とメロディーに何度も勇気づけられました」と明かした。撮影時には、「ワンカットでの撮影のため、電車の到着や発車のタイミングに合わせる必要がありました。限られたチャンスの中で、今までに経験したことのないような緊張とプレッシャーを感じました。その分、達成感がおおきくて、OKをいただいた時は、監督とハイタッチをして盛り上がりました」と裏話を披露。最後に「大好きだったこの曲が、今回の撮影を経てもっと大好きな、大切な曲になりました。一人でも多くの方の心に届いたら幸せです」とコメントした。

彼女の初主演作『舞妓はレディ』は3月4日よりDVD&Blu-rayがレンタル開始。3月18日より販売も開始される。