濱田英明氏 - Instagramは写真を通じて "会おうよ" となるツール

トークセッションのトリは写真家の濱田英明氏だ。大阪の人らしく笑いを誘う軽快なトークで、自身のInstagramアカウントで公開している作品などを紹介した。

『ハルとミナ』の表紙を飾った作品。筆者も大好きな写真集だ

濱田氏は、自身の子どもを撮り続けた写真集『ハルとミナ』について、「基本的には子どもの成長記録だけど、いつの間にか読者のみなさんが自分のことを考えてくれるきっかけになってくれたらいい」と制作意図を明かした。以下、作品スライド数点とともにトーク内容を紹介していきたい。

「靴をそろえているところが面白いと思った」と濱田氏。撮影中には気づいていなかったという

「ポストに上りたい」とう子どもを乗せてみたら、その直後、おばさんが手紙を投函

スーパーのショッピングカートに子どもがもぐりこんだところ、おじさんが気づかずに……

上のショッピングカートの作品を紹介したところ、えんぞう氏から「これは狙って待っているんですか?」とのナイス質問が飛んだ。濱田氏が言うには「おじさんが後から来くるのはまったく予想していなかった」とのこと。ただし、「構図はつくるが、ハプニングが起きたらもっと面白くなる」と頭の中では期待しており、「7割の段取りと、3割のハプニング。そんなバランス」をイメージしているという。

撮影で海外に行くことの多い濱田氏だが、「海外でもモバイルWi-Fiを借りて、その場でInstagramにアップしている」という。また、マレーシアや台湾では、Instagramを通じて知り合った人たちと直接会って交流を深められたことから、「海外の人とコミュニケーションをとるのに、一番いいのがInstagramかなと思う。写真を通じて、"会おうよ" となる素晴らしいツールだ」と語った。

写真一発で通じ合えるのがInstagramの魅力のひとつという濱田氏

66週間前(編集時点)に濱田氏は、子どもが夕日を浴びながら自転車で散歩している、穏やかな日曜日の動画をアップした。これを吹雪の中で歩きながら見たシベリアのユーザーから「Thanks to Instagram I feel me citizen of whole world」とのコメントが投稿されたとき、「自分の知らない世界とつながっているな。Instagram、やっていてよかったな」と実感したという。「日常をシェアしあうことで、生きていることを感じられるっていいな……。キレイすぎ? (照笑)」。こんな濱田氏のまとめで、イベントは終了した。

シベリアで吹雪の道の中、この動画を見たフォロワーから、自分が世界の一員だと実感したとのコメントが