女性のための生活情報紙「リビング新聞」を発行するサンケイリビング新聞社はこのほど、1月25日の「主婦休みの日」に先駆け、夫の家事分担についてアンケートを実施、結果を公表した。

2009年に日本記念日協会に申請、登録された「主婦休みの日」は、日ごろ家族のために家事をがんばる主婦・主夫がリフレッシュしたり、家事の大切さを家族で分かち合う日。同社では、読者の声から生まれた「主婦休みの日」の認知度アップに向けた取り組みを行っている。

同調査は、リビング新聞公式サイト「リビングWeb」で、2014年12月に実施。既婚女性のみ集計し、有効回答は636だった。

普段から家事に参加している夫は約5割に

普段から家事に参加している夫は、約5割に

夫が担当の家事は、「ゴミ出し」が61.4%で最多

「あなたの夫は普段から家事に参加していますか?」と聞いたところ、「はい」と答えた人は、全体の49.8%。

その中から、夫が担当の家事を複数回答で聞いたところ、もっとも多くの夫が担当している家事は「ゴミ出し」で61.4%、2位は「洗い物」(37.8%)、次いで「掃除」(36.4%)となった。

夫のほうが得意な家事は「掃除」で、「丁寧」さがポイントに

また、「この家事については、あなたより夫のほうが得意と思うジャンル」を複数選択で聞いたところ、43.7%が「掃除」、38.2%が「片付け・整理整頓」と回答した。

上記について、「どんな点が自分よりすぐれていると思うか」と聞いたところ、1位は「丁寧」(40.2%)、2位は「徹底的」(33.0%)、3位が「体力や体格が違う」(30.6%)となった。

夫のほうが得意な家事は「掃除」で、「丁寧」さがポイントに

夫の家事は、「雑」「ノウハウを知らない」「アドバイスを聞かない」が難点

「本当は夫にしてほしい家事」は、「部屋の片づけ・整理整頓」

これを受けてか、「今はしていないが、本当は夫にしてほしい家事」の1位は、「部屋の片づけ・整理整頓」(32.7%)。3位には掃除(27.1%)が入った。とくに片付けや掃除の場面で、「その丁寧さや手早さをもっと発揮してほしい!」と願っている妻たちの姿がうかがえる結果となった。

夫がした家事で、「これはやってもらって失敗した!」と後悔した経験のある人は、全体の54.0%と半数強。その後悔ポイントの第1位は「雑」(39.2%)。次いで「ノウハウを知らない」(31.7%)、「人のアドバイスを聞かない」(25.7%)となった。

後悔ポイントの第1位は、「雑」

妻の後悔エピソードとしては、「買い物を頼むとそれ以上のものを買ってきて高くつく」(西宮市・49歳)、「油でギトギトのものをそのまま洗い桶に入れて、他のものと一緒に洗い、他の食器もベトベト。。。」、(川崎市・44歳)、「洗濯ものをくしゃくしゃのまま干して固まってた」(羽曳野市・42歳)、「お風呂掃除を頼んだら、洗剤が1本なくなっていた」(東大阪市・42歳)などが寄せられた。