『第65回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)が東京・渋谷のNHKホールから生放送され、白組が3年連続で勝利した。

紅組司会を務めた吉高由里子(左)と総合司会の有働由美子アナウンサー

松田聖子が大トリとして「あなたに逢いたくて~Missing You~」を熱唱した後、投票が行われ、会場内のペンライトの数を麻布大学野鳥研究部がカウント。「ふるさと」合唱後に、ゲスト審査員と視聴者の投票も加えた数字がスクリーンに映し出され、紅組48万1,221票、白組53万5,458票で白組が勝利を収めた。通算成績は紅組29勝、白組36勝となった。

ゲスト審査員を代表して、黒柳徹子とタモリから白組に優勝旗が贈られた。タモリは「初めてペンライトを振って、意外と楽しかった」と振り返り、「おめでとうございました!」と祝福。優勝旗を受け取った白組司会・嵐の大野智は「あとでゆっくりみんなで(旗を)持ちたい」と喜んだ。そして、最後は全員で「蛍の光」を歌い、華やかなフィナーレとなった。

「歌おう。おおみそかは全員参加で!」をテーマに掲げた今回は、和田アキ子の「古い日記~2014紅白スペシャル~」、V6の「WAになっておどろう」を紅白出場歌手全員で歌い、『アナと雪の女王』の企画コーナーでは、エルサの声を演じたイディナ・メンゼルと日本版でアナ役を務めた神田沙也加もアメリカから中継で参加し、全員で「Let It Go」を合唱。神田の母・松田聖子も一緒に歌った。

白組司会の嵐と『妖怪ウォッチ』の共演も実現。紅組司会の吉高がヒロインを演じた『花子とアン』の特別編も放送され、キャスト陣のサプライズ登場に吉高が涙する場面があった。また、藤あや子のステージではふなっしーが登場し、郷ひろみの歌唱時には、バナナマンの日村勇紀が乱入してキレキレダンスを披露。日本エレキテル連合も、森進一の応援に駆けつけ、「ダメよ~ダメダメ」で盛り上げた。