JAFは自動車のヘッドライトの使用実態やユーザーの意識についてアンケート調査を実施した。多くのユーザーが夕暮れ時の早めの点灯を心がけているが、早朝はヘッドライトではなくスモールランプやフォグランプを点灯している人が多いことがわかった。
この調査は18歳以上の自家用自動車ユーザーを対象に、8月にインターネットによるアンケートで実施された。有効回答数は2,444名。
ヘッドライトを点灯する判断について、70%のユーザーは周囲の暗さや陽の傾きによって判断していることがわかった。その際、「日没より早めに点灯」「日没と同時に点灯」「日没後の薄明るさが残っている頃に点灯」と回答したユーザーは、合計で87%だった。また、早めのライト点灯を実践しているか尋ねたところ、実践していると回答したユーザーは81%に達しており、多くのユーザーが早期点灯を心がけていることがわかった。
しかし、早期点灯を実践していると回答したユーザーの中で、ヘッドライトを点灯しているユーザーは40%にとどまり、スモールランプやフォグランプを点灯しているユーザーが51%と過半数に達した。
早めのライト点灯を実践していないユーザーにその理由を聞くと、「点灯すべきタイミングが明確でないことが困る」を挙げる人が54%で最も多かった。「電力消費が多くなるのが困る」「自分だけ率先して点灯することに抵抗を感じる」と言った理由もあった。
オートライトについては、自分の車に装備されていると回答したユーザーは全体の33%で、そのうちの83%が実際に使用していると回答した。オートライトの点灯タイミングについては、40%のユーザーがちょうどよいと感じているが、一方で早いと感じているユーザーも38%に達している。逆に遅いと感じているユーザーは15%だった。