8月30日公開の映画『ルパン三世』のワールドプレミアが4日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主演の小栗旬をはじめ、玉山鉄二、綾野剛、黒木メイサ、浅野忠信、ジェリー・イェン、キム・ジュン、北村龍平監督、山本又一郎プロデューサーが出席した。

左から、北村龍平監督、ジェリー・イェン、綾野剛、黒木メイサ、小栗旬、浅野忠信、玉山鉄二、キム・ジュン、山本又一郎プロデューサー

1967年に漫画家のモンキー・パンチが世に送り出して以来、40年以上も愛され続けている国民的アニメ『ルパン三世』を映画化した本作。ルパンには小栗旬、次元大介には玉山鉄二、石川五ェ門には綾野剛、峰不二子役には黒木メイサ、銭形幸一警部役には浅野忠信がそれぞれ扮し、実現不可能と言われた同アニメの実写化を成功させた。

本作の初お披露目ということで、この日はワールドプレミアと称したレッドカーペットイベントを実施。主演の小栗は「ついに見てもらえる日が来ました。去年の暮れに頑張って作った作品ですが、皆さんに受け入れてもらえるかもらえないかドキドキしています。本当にワクワクしてもらえる作品だと思いますので、ゆっくり楽しんで下さい」とあいさつ。ルパンを演じる上で意識したことを「いろんな時代のいろんな『ルパン三世』があり、僕らも色んなルパンを見てきていますので、どうすればいいんだろうとは思っていましたが、どこか意識の中にルパンのイメージがあり、そういうしゃべり方になった瞬間がありました」と話すと、MCや浅野から促されて黒木メイサを引き込みながらルパンの声を生披露し、4,000人の観客を沸かせた。

ルパンを惑わし続けるヒロインの峰不二子を演じた黒木メイサは「不二子は男性も女性も魅力を感じるキャラクターだと思います。撮影に入る前、監督と話して現場で(キャラクターを)作っていくと仰って下さり、不二子を美しく撮るために愛情たっぷりと色んな撮り方をして下さいました。すごく感謝しております」と笑顔。それを受けた北村監督は「不二子という十字架を背負い、本当にどんな状況でも弱音をはきませんでした。そんな姫が頑張っていたからこそ、僕らも頑張れました。凄く格好いいので、新不二子を見てやって下さい」と賞賛していた。