明治安田生活福祉研究所は7月10日、「結婚」をテーマとする調査結果を発表した。調査期間は2014年3月21日~24日、全国の20歳~49歳の男女3,616人を対象にWEBアンケートで実施された。

「結婚に関する様々な考え方」

男性7割、女性8割が「我慢して暮らすより離婚」を選択

今回の調査では、20代~40代の未婚・既婚の男女を対象に、結婚に関する考え方について項目別に質問し、「そう思う」「どちらかというとそう思う」と回答した人の割合について見てみることにした。

「自分なら相手のことが好きなら生活が苦しくても結婚する」という質問では、男性6割、女性5割が「そう思う」「どちらかというとそう思う」と回答し、男女ともに未婚者よりも既婚者の方がポイントが高かった。また、「我慢して暮らすより離婚したほうが良い(男性68.5%、女性79.3%)」は、男性よりも女性の方が10ポイント以上高く、さらに未婚者のほうが既婚者を上回った。結婚や離婚に関しては、未婚者の方が「我慢するぐらいなら……」といった考えを持った人が多いようだ。

「専業主婦」に賛成4割、「育児に専念」は6割以上

続いて、女性の育児や仕事に関する項目について比較したところ、「夫が外で働き、妻は専業主婦が良い(男性39.3%、女性43.0%)」という項目では、男女ともに4割が賛成し、未婚者よりも既婚者の方がおよそ10ポイント高かった。また、「子どもが小さいうちは、妻は育児に専念すべきだ(男性64.4%、女性70.9%)」は、男女ともに6割以上と高い支持率となった。

さらに、家事についての質問では、「専業主婦ならすべて妻がやるべき」と考えている人は男女ともに4割と、ほぼ同等の結果だったが、「共働き」の場合では、男性3割、女性2割が、共働きでも主に妻がやるべきだと考えていることがわかった。