熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!

※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】と略表記します

●「武田久美子がアメリカ人とのセレブ婚を解消」【ノンストップ】

夫は化粧品会社の副社長であり、セレブ婚と言われた武田。結婚でアメリカに移住したのち、2002年には女児を出産し、幸せな生活を送っていると思われていたが、そうではなかったという。

「夫は出張で週末も帰ってこなくて、娘と2人きりで家にいた」「服や化粧品、家具やインテリアなども自分の貯金を切り崩していた。娘の通うスケートなどの費用も折半」とセレブ生活どころではなかったのだ。

離婚について武田は、「去年の暮れに主人から電話で『別れよう』と言われまして、私もそんなに考えず『OK』と言いました」「グッバイ、ジェームス。生まれ変わっても一緒になることはありません」とキッパリ。このあたりは大胆で隠し事のない武田のイメージ通りだ。現在は「国際離婚は細かい。面倒です」と手続きがなかなか進まないらしい。

かつて、「キレイでいるのは、夫のためではなくて、女性だから」と語っていたが、今後も娘と2人で美を追求していくのだろうか。そういえば、「還暦で赤い貝殻のビキニを着る」とも言っていた。

●「空からカメで、どぶろっく江口が『もしかして』書類送検」【スッキリ】

「世田谷区のマンション9階からカメが落下して、パン屋のビニール屋根をぶち破る」という事件があった。しかも落ちてきたのは、甲羅27cm、重さ5kgのカミツキガメ。その名の通り、「噛まれたら指がなくなってしまう」ほどの危険な生物だ。

パン屋の店員は、「すごい音がしたので、誰かが自転車で勢いよくウチのウインドウにぶつかったのかと思った。今まで見たことのない大きさのカメで、まさか落ちてくるとは……」と驚きを隠せない。

さらにニュースを大きくしたのは、カメの飼い主が「もしかしてだけど」の歌ネタでブレイク中の芸人・どぶろっくの江口直人だったこと。カミツキガメは攻撃的で繁殖力の強い外来種のため、2005年から飼育は国の許可が必要になっていたが、江口は無許可で飼っていたらしい。江口は特定外来生物法違反の疑いで書類送検された。

江口は「以前から飼っていたから大丈夫だと思った」「認識の甘さから管理を怠り、この様な事態を招いてしまいました」とコメント。2001年ごろに通販で入手したため、知らなかったようだが……ベランダにタライを置き、フタやカギもせずに飼っていたというから、ずさん極まりない。英語版の「もしかしてだけど」で海外進出も狙っていたが、思わぬブレーキとなった。

●「川島なお美の遺書と鎧塚氏のスキンヘッド」【ノンストップ】

先週の『金スマ』で、1月に「肝内胆管がんの手術を受けていた」と告白した川島。手術は12時間に及び、転移はなかったものの、「5年以内の生存率50%、10年生存率20~30%。私はもっと生存競争の厳しい芸能界にいたから信じたい」というから心配だ。

手術前、夫にあてた遺書には、「できれば再婚しないでね。一緒のお墓に入りたいから。先に行ってるからゆっくり来てね」と書かれていた。一方の鎧塚俊彦氏は、川島から「私が手術から目覚めたら笑わせて」と言われてスキンヘッドにし、「バカ」と泣かせたらしい。思わぬ苦難の連続だが、夫婦の息はピタリ合っている。

がんを極秘にしていた理由が「ワインの飲みすぎが悪かったと思われたくないから」とのこと。このワイントークがなければ、好感度がもっと上がるのに……。

●「こじるり、ドイツリーグサッカー選手との熱愛は?」【PON!】

パルコのイベントPRにチェックの浴衣姿で現れた小島瑠璃子。この日は七夕だったため、短冊を飾ったのだが、その中には「素敵な出会いがありますように」と書かれたものもあった。めざとく見つけた記者からツッコまれると、「お仕事でもプライベートでもいい出会いが欲しい。責任感があって優しい男性がいいです」と笑顔。しかし、記者が気になるのは、先日報道されたサッカー・ドイツリーグFCケルン長澤和輝選手との熱愛だ。

これを聞かれた小島は、「やっと聞いてくれましたね(笑)。本当に連絡先も知らなくて……違います!」と強めの否定。怒っていたのかもしれない。ただ、「あんなに裏付けもなく書かれちゃうんだと思ってすごいビックリしたんですけど、『これも芸能界の洗礼かな』と思ってありがたく受けました」と満面の笑みで締めくくったのがクレバーな彼女らしい。ちなみに2人は、「同じ中学校だった」だけのようだ。

●「中山美穂と辻仁成が離婚。親権は夫、妻は再婚へ?!」【とくダネ】

離婚協議中の中山美穂と辻仁成がついに離婚。辻が自身のブログで、「本日、離婚届けにサインをし、提出いたしました。今後は息子とふたりで生きていく」「ぼくと生きたいと望んでくれた息子の気持ちにこたえられるよう、父親としても頑張りたい」と明かしたのだ。

一方の中山はツイッターで、「ウラオモテ。あるし、ないし。面白い」「ただ、持って生まれた才能と努力は認められるべき。べき、とか本来ないのだけど。世界に生きて世界に支配されて、足腰丈夫なうちに旅は出来るだけしたいかな」「ありがとうって。心から思う」と意味深につぶやいた。出会い、結婚生活、子ども、仕事……思うところがあるのだろう。

親権は辻が持ち、慰謝料はないとみられる。交際8カ月での電撃結婚から12年。現在、辻は日本、中山はパリと、2人は最後まですれ違ったままだった。しかし、5月に中山と音楽家の“手つなぎデート”報道があっただけに、「半年後にも再婚か?」という声も。恋の行方は、中山の女優生命をも左右するかもしれない。

●「72歳の林家ペーが自動車接触事故。横転した相手男性は?」【ミヤネ】

8日20時40分ごろ、東京都北区赤羽北の交差点で、ペーの運転する車が事故を起こした。右折したところ、対向車線を直進してきたバイクと接触したようだが、それが本当ならペーに非があることになる。ただ、バイクに乗っていた60代男性は、病院に搬送されたものの、打撲と擦過傷のみで命に別状はなかった。高齢者同士の事故で、重傷者が出なかったのは不幸中の幸いか。

驚いたのは、番組が事故直後のペーが映った映像を入手していたこと。ペーは暗い表情のまま携帯電話で話し込み、記者らしき人から声をかけられると、「要するにオートバイとの接触事故なんだけどね……。(相手は)今、病院に行っている」とだけ話し、うつむいてしまった。「キャラと違う顔を見せたくない」というプロ意識なのだろうか。ちなみに車はピンクではなかった。

●「坂本龍一、咽頭がん。放射線治療を拒否?」【スッキリ】

ニューヨーク在住の坂本が、のどに違和感を覚えるようになったのは6月。精密検査を受けたところ、中咽頭がんと判明した。これによって来年までぎっしり入っていたスケジュールは全て休止。創作活動は続けるが、がん治療に専念するため闘病生活に入るという。

ただ、早期の咽頭がんは放射線療法で治りやすいが、スポニチは「反原発運動の先頭に立ってきた坂本は放射線治療を拒否」と報道。これまで坂本は、「たかが電気」などと強烈なコメントを発信してきただけに、今回も自らの身をもって反原発への思いが聞けるかもしれない……と思っていたが、坂本龍一のマネージャーが「スポニチ——なんて適当な記事…」、次いで本人も「読んでないけど。ああいう芸能記事を真に受ける人いるの?」とTwitterで発言したことから、スポニチの飛ばし記事であった可能性が高まった。

咽頭がんと言えば、かつて盟友の忌野清志郎さん、そして現在はつんく♂とミュージシャンに多い病気だけに気になるところだ。

●「ガガから熱烈オファーを受けたももクロ。真夏の共演へ」【PON!】

出演CMの発表会に現れた、ももいろクローバーZ。記者から8月14日のレディー・ガガ日本公演でオープニングアクトを務めることについて聞かれた百田夏菜子は、「まさか直々にガガさんからオファーが来るとは思ってなかったですし、やっぱガガさんの中では“日本=ももクロ”なのかな」と大風呂敷を広げる。すぐさま佐々木綾香が「おお~(大きなこと)言うね!」と合いの手を入れると、有安杏果が「日本、背負ってますから!!」とかぶせた。このあたりのコンビネーショントークはもうお手の物。バラエティーもイベントも難なくこなし、見出しになるフレーズも考えてコメントしているため、主催者は他のアイドルより使いやすいのではないか。

ちなみに、ライブのチケット代は1万円から最高2万5000円まで。ももクロとガガでは、明らかにファン層が違う気もするが、両方見られるのならお得かもしれない。

●「櫻井翔がデビュー15周年の嵐と休日の過ごし方を語る」【スッキリ】

デビュー15周年を迎えた嵐。リリースしたシングルは、44曲中40曲がオリコン1位で、現在33曲連続1位というからやはりスゴイ。テリー伊藤から6年連続で行われた国立競技場ライブの「チケットが手に入んないよ」と振られた櫻井は、「正直そうですね。僕自身にもないので……」とちょっと困った表情に。さらにアーティストとしての心構えを聞かれると、「僕たちは曲を作っているわけではないので、届けられるのは思いの部分しかないんですよね。『どれだけ気持ちを乗せて届けられるか』と思っています」と真剣な顔で語る。

ふだん聴いている音楽を聞かれると、「CD屋さん行くのが好きなんですよ。古いかもしれないけど、ジャケットが手元に残る喜びが大きいですから」とコメント。特定のアーティスト名を答えないのは、いかにもソツのない対応だ。ちなみに「店へは1人で行くけどバレない」らしい。

話は変わって、休日の過ごし方を聞かれると、「ジム行ってトレーニングして……あとは何もしていないですね。趣味がないので」とさわやかに回答。ここでなぜかテリー伊藤が、「髪の毛切らない?」とムチャな提案をするが、「しばらくこの形で行かせていただきます」と笑顔でかわす。先日、「エリート官僚の父が事務次官の筆頭候補に挙がっている」という報道が流れたばかりだが、櫻井の優等生キャラはどこまでもブレない。


加藤浩次がサッカーワールドカップの取材で今週の『スッキリ』を休んだ。代役を日本テレビの森圭介アナが務めていたが、全く違う番組に……。森アナはゲストに誰が来ても「素晴らしい」、話を振られても「どうしよう」「加藤さんに怒られる」とマジメ対応しかしないため全く盛り上がらず、テリー伊藤のテンションも上がらずじまい。シリアスと笑い、熱弁と暴言。適当にやっているように見えて、計算し尽くされた加藤の振る舞いと能力を実感させられる一週間だった。

木村隆志

コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。