ウェザーニューズはこのほど、「梅雨の通勤事情(長靴通勤)」の調査結果を発表した。同調査は6月11日に、同社のアプリ「ウェザーニュースタッチ」利用者を対象として実施、1万2,318名より回答を得た。

長靴所有率は急上昇?

「長靴通勤をする?」という問いに対し、「はい」(16%)、「いいえ」(54%)、「持っていない」(30%)という結果に。日本人の70%は長靴を所有しているものの、通勤に使用している人は16%にとどまった。

男女比でみると、長靴で通勤している女性は43%で、男性の11%を上回る結果となった。

都道府県別で見ると、「長靴の所有率」が高いのは、山形(99%)、富山(98%)、秋田(96%)、青森(92%)、新潟(91%)と豪雪地域が上位を占めている。一方、「長靴通勤率」は岩手(25%)、神奈川(23%)、千葉(22%)、東京(21%)、埼玉(20%)と、南関東の1都3件が上位にランクインしている。長靴の用途は豪雪地帯が「雪用」、関東が「通勤用」に使われていると言える。

関東エリアにおける「長靴の所有率」については、2013年が53%だったのに対し、2014年は69%に上昇している。

また、「車の普及台数と都道府県別の長靴通勤率」の相関関係についても調査した結果、車が普及しているエリアほど長靴通勤率が低いということが明らかになった。

東京、愛知、大阪の3大都市間で同じ比較調査を行ったところ、車の普及台数が最も高い愛知県(世帯あたりの普及台数1.3台)は、長靴通勤者が9%に。一方、車の普及率が最も低い東京都(世帯あたりの普及台数0.5台)は、長靴通勤車が21%という結果になった。

調査の詳細は、同社Webページより確認できる。