バッファローは28日、Wi-Fi(無線LAN)とUSB 3.0で接続できるポータブルHDD「HDW-PDU3」シリーズを発表した。1TBの「HDW-PD1.0U3」と500GBの「HDW-PD500U3」を用意。6月下旬より発売し、直販価格(税別)はHDW-PD1.0U3が27,700円、HDW-PD500U3が22,100円。

「HDW-PDU3」シリーズ

HDW-PDU3シリーズは、持ち運びに適したコンパクトタイプのポータブルHDD。PCやスマートフォン/タブレットのデータ保存という一般的な使い方に加えて、家電のテレビやレコーダーで録画した番組を保存して外出先で視聴できるようにする機能を持つ。3,020mAhの大容量バッテリを内蔵し、スマートフォンの充電器(モバイルバッテリ)としても使える。

Wi-Fi接続のポータブルHDDとしては、世界で初めてDTCP-IPに対応(バッファロー調べ)。DTCP-IPムーブ対応のテレビ/レコーダーで録画した地デジ/BS/CS番組を、HDW-PDU3シリーズにムーブし、スマートフォン/タブレットなどで視聴できる。ただし、録画番組の視聴には、DTCP-IP対応プレーヤーアプリ「Twonky Beam」(パケットビデオ社製の有料アプリ)が必要。また、DLNAサーバ機能も搭載しており、保存した動画や写真、音楽を、DLNAプレーヤー機能を備えるテレビ/レコーダー/PCなどから視聴することも可能。

対応フォーマットは、映像ファイルがMOV、MP4、3GP、h.264、音楽ファイルがAACおよびMP3、写真はGIF、JPEG、PNG、TIF、BMP。無線部はIEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)準拠で、暗号化はWPA2-PSK(AES/TKIP)、WPA-PSK(AES/TKIP)、WPA/WPA2 mixed PSK、WEP(128-bit / 64bit)に対応する。

本体サイズはW84×D145×18mm、重量は265g(本体のみ)。内蔵バッテリはリチウムポリマー製で出力5V1A、容量は3.7V/3,020mAh、連続動画再生時間は約12時間。対応スマートフォンおよびタブレットは、iOS 6.0以降のiPhone / iPad / iPod touch、Android 2.3以降のデバイス、Kindle Fire HD7 / HDX7 / HDX8.9。PCの対応OSは、Windows XP / 7 / 8 / 8.1 / RT、およびMac OS X 10.5~10.9。