近鉄バスはこのほど、関西初の2階建てオープンデッキバスを導入すると発表した。既存のバスを改造し、2階客席の上部を吹抜けとしたバス車両で、客席数は42席(1階席を除く)。7月10日から、大阪市内の観光スポットを巡る定期観光バスとして運行を開始する予定だ。

2階建てオープンデッキバスの外観と車内

2階建てオープンデッキバスによる定期観光バスは、水曜を除く毎日、1日4便運行。大阪上本町(近鉄高速バスセンター)を起点とし、大阪城、中之島、御堂筋、道頓堀、通天閣などを経由し、約60分で「あべのハルカス」に到着する。終点は近鉄高速バスセンターとなる。車内での観光案内は、ツーリストエキスパーツ所属のバスガイドが務める。運賃は大人2,000円、小児1,000円。3歳以下の子供は乗車できない。また、降雨時は原則として運休となる。

乗車券は予約により先着順で販売するが、当日空席がある場合、近鉄高速バスセンターにて当日券を販売するとのこと。国土交通省による路線の認可が得られ次第、予約受付を開始する。予約は、近鉄バス営業所、近鉄高速バスセンター、近鉄駅営業所、大手旅行代理店などで受け付ける。