プラスアールは21日、2014年4月の診療報酬改定を受けて実施した、調剤薬局で配布される「お薬手帳」に関する意識調査の結果を発表した。

同調査は、2014年4月16日~5月14日の期間にインターネット上で行われ、10代以上の348人から有効回答を得た。

今回の改定により、調剤薬局で配布される「お薬手帳」を薬局に持っていかなければ、自己負担額が20円(3割負担の場合)安くなることを、「知っていた」人は12.8%にとどまり、「知らなかった」人は87.2%に上った。

「お薬手帳」に関する診療報酬改定の認知度

「お薬手帳」を持っていく頻度について尋ねたところ、持っていく派は50.3%(「必ず持っていく」と「よく持っていく」の合計)、持っていかない派は49.7%(「あまり持っていかない」と「全く持っていかない」の合計)と、ほぼ半々に分かれた。

「お薬手帳」を持っていく理由(複数選択可)については、「医師や薬剤師に見せることで、薬の重複等を防ぐため」が146票、「服薬記録を書き込むため」が80票、「緊急の場合に備えて携帯するため」が51票などとなり、積極的に手帳を活用している状況がうかがえた。

一方、持っていかない理由で最も多かったのは「持っていくのを忘れてしまう」で78人(50.6%)となった。

服薬記録アプリについては、72.4%が「使ってみたい」(「絶対に使ってみたい」と「まあ使ってみたい」の合計)と回答した。