三井住友銀行は、顧客がインターネットバンキング「SMBCダイレクト」へログインした後に暗証番号を盗み取ろうとする画面が表示される事態が確認されていて、従来からホームページなどで顧客への注意喚起を実施しているが、このたびこうした不正取引に関して、新たな手口が発生したため、その内容について発表した。

不正取引の手口

このたび、被害にあった顧客から報告を受けた手口は、顧客が「SMBCダイレクト」へログインした後に、「ダウンロード中です」、「読込中です」などを謳った偽画面が表示され、その偽画面上で、送金などの取引に必要となる暗証番号の入力を求めるもの。

顧客が偽画面による誘導に従い暗証番号を入力すると、通常表示されるはずの取引内容の確認画面が表示されることなく、直ちに不正な取引が実行されるというもの。

「SMBCダイレクト」の正規の手続きにおいては、暗証番号の入力に先立ち、取引内容の確認画面が表示される。暗証番号の入力に際しては、取引内容の確認画面を確認するよう、くれぐれも注意してほしいとしている。

この手口は、銀行側のサーバーに異常がなく、一部の顧客のパソコンにしか不正な画面が表示されていないことから、顧客のパソコンがウィルスに感染していることが原因と考えられるという。このような不正な画面が表示された顧客は、パソコンを初期化するなどの方法で、ウィルスを駆除する必要があるとしている。

不正な画面が表示された際の対応について

もし「SMBCダイレクト」へのログイン後に不正な画面が表示されたり、不正な画面に暗証番号などを入力してしまった場合は、下記のフリーダイヤルに電話をし、至急、「SMBCダイレクト」の利用停止登録などの手続きを行ってほしいという。また、不正出金を確認した場合は、速やかに同行まで連絡してほしいとしている。

(利用停止登録・問い合わせ先)

フリーダイヤル　0120-56-3143(サービス番号 5 # を選ぶ)

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