動物のテーマパーク「ワールド牧場」(大阪府南河内郡)には、テレビやネットなどで話題となった、"ある動物"が暮らしている。「世界一怖い顔の犬」というキャッチフレーズが付いた、犬のナポリタンマスティフだ。

「世界一怖い顔の犬」ナポリタンマスティフ

ナポリタンマスティフのバルトくん

「ナポリタンマスティフ」は、イタリア原産の古い闘犬用の犬種。大型犬であるだけではなく、ダランと垂れ下がっている皮膚が特徴で、そのインパクトある顔立ちから「世界三大恐怖犬種」にも選ばれている。

皮膚のたるみは全身に及んでいるが、これは元は闘犬だったという証。噛(か)まれた時のダメージを軽減するために発達したためだという。特に、顔の皮膚は大きく垂れ下がっており、口もとやのど下のたるみが印象的だ。しかし、怖い見た目とは反対に、性格は主人に忠実で愛情深いという一面もある。

同園で一般公開しているナポリタンマスティフ「バルト」くんは現在5歳。とても温厚でのんびりとした性格だという。ナポリタンマスティフを一般公開しているところは少なく、同園は間近で見ることができる貴重な場所。なお、5月3日・4日はバルトくんが出張するため、不在となる。

世界最小の馬が仲間入り

同園は、現在出産ラッシュの時期を迎えている。3月にはウォーターホースの赤ちゃんが誕生し、4月にはミニブタが4匹の赤ちゃんを出産した。まもなく、別のウォーターホースやポニーが出産の時期に入る。そのほか、イヌ、ウシ、ヒツジ、ウサギなど、様々な動物の出産が予定されている。

馬の親子

ワールド牧場

現在、約140種1,500頭羽もの様々な動物が暮らしているが、今年は世界最大級の馬であるペルシュロン(フランスのノルマンディ原産)と世界最小の馬であるファラベラポニー(アルゼンチン原産)が仲間入りした。ペルシュロンは、体重が1,170kgととても大きな馬で、小動物ふれあい広場の牧柵内で一般公開している。

そのほか、イヌとふれあえる「ドッグヴィレッジわん・わん・わん」や、血統書付の猫と触れ合うことができる「猫のいやし館」もある。生みたてのたまご拾い集めや、牛の乳しぼりなどの体験コーナーも充実している。

また、園内にはペットと一緒に宿泊できる宿泊施設もある。営業時間は10:00~17:30(季節により変動あり)。定休日は火曜日(春休み・GW・夏休みは無休)。冬季(12月~2月)は土日祝日と年末年始のみの営業。入園料は大人(中学生以上)1,000円 小人(3歳以上)500円。