終わらない残業…あなたはどうしてます?

皆さん、今日も残業してますかー?「お先にー」なんて言いながら爽やかに定時帰りしている人もいますが、それを横目になかなか残業体質から抜け出せない人もいますよね。そこで今回は、マイナビニュース読者の社会人300人に「残業をしないコツ」を聞いてみました。

1日6時間以上残業している人は2.3%

まずは残業の頻度について聞いてみたところ、「残業はほぼない」と答えた人が42.7%と最多を占めました。案外みなさん、残業せず定時帰りされているんですね。一方で「毎日残業している」と答えた人が25%で第2位。残業が常態化している人と、毎日定時帰りしている人で二極化していることが分かります。

残業時間について聞いてみると、1日「2~3時間」と答えた人が30.3%、ついで「1時間以内」と答えた人が22.3%と多い結果に。定時が例えば18時だとすると、19時から、遅くとも20時~21時ぐらいに会社を出るイメージでしょうか。ただ「6時間以上」と答えた人も、少ないながらも2.3%とそれなりです。

キーワードは「見切り」「キャラ付け」「朝残業」「会議やりくり」

さて、いよいよ下記で「残業しないコツ」をご紹介しましょう。具体的な回答を見ていくと、大きく4種類に分類できることが分かりました。

■明日できることは今日やらない「見切り」

・絶対に今日中にやらなくてはならないこと以外は明日やると見切りをつける(女性/30歳/情報・IT)
・その日にやらなければならないものと明日以降のものなど優先順位を付ける(男性/34歳/機械・精密機器)

基本的なことですが、まずは優先順位を付けて、明日に回せるものは回して帰ってしまうという手法です。案外忙しいと優先順位を付け忘れて、気づくとやらなくてもいいことまでやっていたりしますから、気をつけたいところですね。

■あの人は帰るの早いからーと思わせる「キャラ付け」

・元々残業しないキャラであることを最初に確立しておくこと(女性/27歳/機械・精密機器)
・メリハリをつけ、作業が終わったらさくっと帰る人、という印象を職場につける(女性/30歳/食品・飲料)

「他の人がしているから…」とつい会社に残ってしまう「お付き合い残業」を防ぐには、まずは空気を読まずにガンガン帰って「あの人は帰るのが早い」と印象づけることが効果的です。遅い時間に会議の予定を入れられることを防ぐ効果も。

■夜のタスクを朝処理する「朝残業」

・夜残業でなく、朝残業にして夜の帰る時間を決めている(男性/43歳/情報・IT)
・朝早く来て、人がいないうちに仕事を集中してやる(男性/50歳以上/電機)

朝は意識もはっきりしていますから、朦朧とした意識の中で行われる深夜残業と比べると断然効率化がはかれます。周囲に同僚もいませんから、話しかけられることで業務を中断されるリスクも減りますよね。

■無駄な会議を減らしたり避けたり「会議やりくり」

・会議などを減らしたり、短くしたりする(女性/24歳/情報・IT)
・会議を短くするように資料等の準備を怠らないなど(男性/45歳/その他)

何も決まらず、誰も発言しない…社会人なら誰もが経験したことがある「無駄会議」。終わり時間を決めたり、レジュメを持参したり、そもそも会議を止めたり…などなど会議は効率化できるところがいっぱいです。

■その他

・しんどそうにする(女性/27歳/小売店)
・能率が上がらなくなったらおやつを食べるようにしている(男性/34歳/学校・教育関連)

さて、いかがでしたか?意外と参考になったのではないでしょうか。「どうがんばっても人が足りなくて…」という人ももちろんいると思いますが、できるだけ効率化してライフワークバランスを充実させたいですよね。あなたはどう思いましたか?

調査時期:2014年3月24日~2014年3月25日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:社会人男女300名
調査方法:インターネットログイン式アンケート