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厚生労働省は、新規学校卒業予定者の就職支援を強化する「未就職卒業生への集中支援 2014」を実施する。

同省と文部科学省が発表した、平成25年度新規学校卒業予定者の就職内定状況によると、新規大学卒業予定者の就職希望率は75.5%と過去最高となっており(平成26年2月1日時点)、いまだに多くの学生が就職をあきらめず活動を続けている。

同省は、未内定の学生・生徒に「就職をあきらめさせない」ために文部科学省及び経済産業省との連携により、「未内定就活生への集中支援 2014」に取り組んでいる。1月~2月末までにジョブサポーターの支援で、約2万2,000人の学生が就職を決めることができたという。

このほど、卒業までに就職できない場合も、引き続きジョブサポーターによる個別支援を継続する「未就職卒業生への集中支援 2014」に取り組むことを発表した。4月~6月末までを集中支援期間とし、就職が決まるまで支援を実施する。

卒業後も、大学等とジョブサポーターとの情報共有による支援(大学等の協力により把握した未内定者への電話による来所勧奨や求人情報の送付など)を継続。中小・中堅企業を中心とした就職面接会にも参加できる。更にニーズに応じて、無料の職業訓練が受けられるほか、職場実習(インターンシップ)も実施する。

未就職卒業生への集中支援は、平成23年~25年にも実施した。平成25年の場合、4~6月の集中支援で1万9,755人が就職を決めている。