イタリアのアウトモビリ・ランボルギーニはこのほど、2013年度の販売実績を発表した。売上総額が前年の4億6,900万ユーロから5億800万ユーロに増加するなど、記録的な業績を上げている。発表されたばかりのニューモデル「ウラカン」に大きな反響があったことから、さらなる売上の増加が見込まれる。

ジュネーブモーターショーで世界デビューを果たした「ウラカン」

設立50週年となる節目の2013年度に、同社は最高の販売記録を樹立した。売上は5億800万ユーロと5億ユーロを突破し、3年連続で売上を伸ばした。販売台数は前年の2,083台から2,121台に増加している。

販売台数の増加率より売上の増加率が高くなっており、これは最高級モデルである「アヴェンタドール LP 700-4」が1,001台もの販売を記録したため。この販売数はV12エンジン搭載のランボルギーニ・モデルとしては記録的で、2012年の922台から9%の増加となっている。

一方、「ガヤルド」は年度途中で生産を終了しているにもかかわらず、1,120台を販売。これは2012年の販売台数1,161台に並ぶもので、モデル末期まで絶大な人気を持続した。「ガヤルド」は全ライフサイクルで1万4,022台を販売し、ランボルギーニ史上最大のベストセラーとなっている。

3月には、「ガヤルド」の後継車として、ニューモデル「ウラカン LP 610-4」がジュネーブモーターショーで世界デビューを果たした。すでに世界中の市場や顧客から大きな反響が寄せられており、1,000台以上もの注文があるという。こうしたことから、同社では今後も売上の増加が見込まれるとしている。