JR東日本盛岡支社はこのほど、釜石線で運行する新しいSL列車「SL銀河」の運転開始日が4月12日に決まったと発表した。「SL銀河」は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をテーマとしたSL列車。C58形239号機とキハ141系旅客車4両からなる編成で、全席指定席(180席)。

試験運転を行う「SL銀河」

C58形239号機は、岩手県営運動公園内の交通公園に展示保存されていた蒸気機関車で、昨年秋から復元工事が行われた。「SL銀河」は4月12日以降、9月28日まで土休日を中心に計60日運転する計画で、1日の運行はいずれも片道のみ。おもに土曜日は釜石行、日曜日は花巻行として運行される。

運転時刻は、釜石行が花巻駅10時37分発、釜石駅15時04分着。花巻行は釜石駅10時55分発、花巻駅15時20分着。全席指定席のため、乗車には指定券が必要。指定券は乗車日の1カ月前の10時から販売開始となる。指定席料金は、3月31日までの購入分は大人800円、小児400円。4月1日以降の購入分は大人820円、小児410円となる。