警戒区域で猫の保護

千葉県浦安市の保護猫カフェ「キャットラウンジ猫の館 ME(ねこのやかたみい)」では、2月22日に被災猫の譲渡会を開催する。

無人となった避難区域で必死に生きる猫たち

猫の館MEは、2013年7月5日にオープン。里親募集型の保護猫カフェを中心に、キャットホテルの運営や猫にまつわるセミナー開催などさまざまな取り組みを行っている。保護猫の中には、2011年3月11日に発生した東日本大震災に起因する、福島第一原子力発電所の事故で、避難区域となった街で保護された被災猫も多数入居している。

震災から今年で3年を迎えようとしている今、被災地への関心は薄れていく一方だが、避難区域では、いまだに飼い主を待ち続ける動物たちが必死に生きている。そして、ボランティアたちが厳しい環境に置かれた猫を救出するために、給餌・給水、保護など地道な活動を続けている。

今回の「被災猫の譲渡会」は、このようなボランティアたちの後方支援として、何かできることはないかと考えた同施設が行う新たな取り組み。ショップスペースを開放し、多くの人々と猫たちが触れ合える譲渡会を実施する。

譲渡会では、猫と触れ合えるだけではなく、実際に現地で猫を保護したボランティアが、立ち合いの経緯や猫の性格など直接伝える。また、基本的にボランティア達は自費で保護活動を行っているため、支援物資の募集も行う予定とのこと。

開催日時は、2月22日の13時~16時。会場はキャットラウンジ猫の館 ショップスペース(千葉県浦安市堀江6‐9‐1 Rita新浦安 2階)。入場無料。予約不要。