千葉銀行は16日、100%子会社であるちばぎん証券を委託金融商品取引業者として、世界銀行が発行する「日経平均株価連動円建債券」を金融商品仲介業務(紹介型仲介)で取扱いを開始した。

同行グループと世界銀行の繋がりは深く、2007年6月に投資信託「世界銀行債券ファンド(愛称:ワールドサポーター)」を世界で初めて共同開発したという。同ファンドの販売を通じて、同行グループは世界の貧困削減を目的とする世界銀行の資金調達を支援してきたとしている。

このたび、世界銀行の理念に共感するとともに、投資家の多様な投資ニーズに応えていくため、世界銀行「日経平均株価連動円建債券」の取扱いを決定した。

世界銀行(通称IBRD:International Bank for Reconstruction and Development)は、1944年に設立が合意された国際開発金融機関で、現在188の加盟国が出資し運営してる。IBRDは加盟国への貸出・保証に加え、リスク管理サービスおよび分析・助言サービスも提供し、加盟国の公平で持続可能な経済成長と環境保全を両立しつつ、世界の貧困を削減することを目指しているという。最終的な目標は、貧困を撲滅し世界中の人々の生活水準を改善すること。なお、貸出資金を調達するために、世界銀行は60年以上にわたり国際資本市場で債券を発行している。

同行では、顧客第一主義の下、地域の顧客の期待に応えうる創造力に溢れた「リテールトップバンク」を目指し、更なるサービスの向上に努めていきたいとしている。