日産自動車は、コンパクトカー「ノート」をマイナーチェンジして25日に発売した。今回のマイナーチェンジでは、衝突回避支援システムなどの安全装備を採用した「エマージェンシーブレーキ パッケージ」を追加設定している。新グレードを含むノートの価格は、124万9,500円~179万9,700円。

「ノート X DIG-S "エマージェンシーブレーキ パッケージ"」

エマージェンシーブレーキ パッケージは、「S」及び「S DIG-S」を除く全グレードをベースとし、「エマージェンシーブレーキ」をはじめ、「LDW(車線逸脱警報)」や「MOD(移動物検知)」機能を追加した「アラウンドビューモニター」を装備し、「踏み間違い衝突防止アシスト」もオプション設定となっている。

エマージェンシーブレーキは、前方の車両や歩行者を検知して衝突の可能性が高い場合などで、警告灯とブザーで衝突回避操作を促し、減速できなかった場合は緊急ブレーキを作動させて衝突回避や被害・傷害を軽減。LDWは、フロントカメラで道路上の車線を検知し、ドライバーが意図しない車線の逸脱時に警告灯とブザーで注意を喚起する。踏み間違い衝突防止アシストは、駐車時のような約15km/h未満の前進や後退の際に障害物と自車との距離をソナーによって検知し、アクセルペダルを強く踏み込んでしまったり、ブレーキ操作が遅れた場合に警告灯とブザーにより警告を行う。

「ノート ライダー ブラックライン」(HR12DDR)

「ノート アクシス」(HR12DDR)

なお、今回の"エマージェンシーブレーキ パッケージ"の発売にあわせ、上級グレード「MEDALIST」のエクステリアおよびインテリアデザインを刷新し、プレミアム感を向上したとのこと。同社関連会社のオーテックジャパンが発売するカスタムカーの「ライダー」「アクシス」、ライフケアビークル「アンシャンテ」のマイナーチェンジも行われている。