パナソニックが「充電式エボルタ」で協賛し、このほど開催されたイベント「2013 マイナビ Ene-1 GP MOTEGI」。充電式単3形電池40本を電源とするEVカーがサーキットを駆け抜ける次世代エネルギーカーイベントだ。

手作りのマシンでレースに挑む

Ene-1 GPは電気自動車で競われるエコレースのイベント。パナソニックがオフィシャルパートナーとして「充電式エボルタ」を提供するKV-40チャレンジは、単3形乾電池40本を電源とした車両でレースを行う。レースはツインリンクもてぎのスーパースピードウェイ1周の走行タイムを競う「ONE LAPタイムアタック」と、60分耐久で走行周回数を競う「e-kiden 60分ロングディスタンス」の2種目。それぞれのレースでポイントを獲得し、合計ポイントで優勝を争う。

参加チームの手作りのマシンは乾電池のパワーを最大限に引き出す工夫がされており、今年のレースでは1周を約62km/hのスピードで快走するチームもあった。参加した全22チームのうち、「ONE LAPタイムアタック」を完走した19チームが「e-kiden 60分ロングディスタンス」に進み、コースを22ラップ(約53km)走行した静岡県の「TeamBIZON」が優勝を飾った。

どちらのレースも電池の交換や充電をせずに行うもので、とくに「e-kiden 60分ロングディスタンス」の記録は、昨年の20ラップを大幅に更新した驚異的な記録といえる。参加者からは、「出場することで、もっと工夫して記録を伸ばしたいと工夫する意欲、つまり"ものづくり"の心が高まっています」という喜びの声が寄せられた。