ビー・エム・ダブリューは、「第43回東京モーターショー」(東京ビッグサイトにて23日から一般公開)でのMINIの出展概要を発表し、フルモデルチェンジした新型「MINI」がワールドプレミアを飾ることを明らかにした。ボディが拡大された新型「MINI」は、従来モデルをはるかにしのぐ広さ、パワー、走行性能、そして豪華な装備を持つ。

新型「MINI」が東京モーターショーでワールドプレミアを飾る

世界中で成功を収めているMINIのニューモデルを披露する舞台として、選ばれたのは東京モーターショーだった。MINIのブースでは、この新型「MINI」の発表と、それに華を添える現行モデルの豊富なバリエーションモデルで祝賀ムードを演出する。

新型「MINI」は現行モデルに対して全長が98mm、全幅が44mm、全高が7mm、ホイールベースが28mm拡大されている(「MINI クーパー」)。全幅は1,700mmを超えて1,727mmとなったため、新型「MINI」はすべてのモデルが3ナンバーになるという。

エクステリアはひと目でそれとわかるデザイン・エレメントを継承。六角形のグリルや丸いヘッドライトも受け継がれた。「MINI クーパー S」ではよりスポーツ性が強調され、ハニカム・デザインのグリル、ボンネット中央のエア・インテーク、中央にテールパイプを配した専用リア・エプロンを装備する。

エンジンは192PSの1,998cc直列4気筒ターボ、136PSの1,499cc直列3気筒ターボ、116PSの1496cc直列3気筒ターボディーゼルの3種類。トランスミッションは6速マニュアルと6速オートマチックが用意される。ガソリンエンジンはダイレクトインジェクション、吸排気カムシャフトの可変制御システムであるダブルVANOS、BMWグループの特許技術である無段階可変バルブタイミングのバルブトロニックを装備し、ハイパワーながら燃費性能も優れている。

サスペンションも大幅な見直しを受け、軽量化と剛性向上により、MINI特有のゴーカートフィーリングがより強調された。オプションでダイナミック・ダンパーコントロールが設定されたほか、ブレーキも強化。ホイールは標準が15~16インチ、オプションでは最大18インチまで選択できる。装備面では、このクラスで初めてLEDヘッドライトがオプション設定された。ロー / ハイともにLEDとなり、その周りにLEDデイ・ランニングライト・リングを配置。安全装備やドライバーアシスト機能も大幅に充実した。

なお、東京モーターショーでは新型「MINI」のほか、スポーティな2シーター・オープンカー「MINI ジョン・クーパー・ワークス・ロードスター」、高級感あふれるデザインの「MINI クラブマン・ボンド・ストリート」、最新の四輪駆動モデル「MINI クーパー・クロスオーバー・オール・フォー」が展示されるとのこと。