今までで一番緊張した仕事はどんな仕事ですか?

仕事をしていれば緊張する場面に遭遇することがあります。慣れることで以前より緊張しなくなる業務もあれば、何回やっても慣れずに緊張してしまう業務もあります。そんな様々な仕事の中で、最も緊張したのはどんな仕事か、マイナビニュース会員500名にきいてみました。

Q.今までで一番緊張した仕事はどんな仕事ですか? 緊張した理由を教えてください

■プレゼンテーションや、大勢の前で話す
・「初めて客先でプレゼンしたとき…もともと話すのが苦手な上、プレゼンで仕事を取らなくてはいけなかった」(31歳男性/金融・証券/専門職)
・「プレゼン…大きな会場でマイクを持って話したので、緊張しました」(30歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「200名くらい聴衆がいるところでの講演…私以外は部長クラスの人が講演するようなレベルのセッションと気づいて、しかも質問が私に集中した」(36歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他 調査分析)

■マイナススタートの仕事
・「お客様よりクレームの入った自社製品の修理…クレーム時の電話の剣幕が凄かったらしいから」(41歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「納期ぎりぎりの6トンの工場試作…試作で一度失敗して、もう後がない状態だったから」(31歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「何も準備できていない状態で助っ人に行った仕事…急に担当がいなくなり、準備不足だったから」(47歳男性/マスコミ・広告/事務系専門職)
・「開発機種でトラブルが発生して、ユーザーと共に改善を行った業務…失敗するとユーザーより損害賠償を請求される可能性があったので」(36歳男性/電機/技術職)

■システム絡み
・「無停止でサーバーのアップデート…サービスを止めると数億単位の損害になるため」(27歳男性/ソフトウェア/技術職)
・「本番稼働中のシステムを稼働させたままのメンテナンス…ちょっとした間違いで大規模な障害を引き起こすし、作業環境ではシステムの状態は見えず、頭の中で想像しながら手探りで操作する必要があった…言ってみれば、目隠しされた状態で他人のひげを剃っている感覚で、システムのメンテナンスは往々にしてこうした二人羽織的な作業を強いられるため、集中力が大切になる」(51歳男性/情報・IT/技術職)
・「システムのモジュール提供…今まで作ってきたものを納品する作業で責任重大、失敗したらシステムトラブルとなるので」(25歳女性/情報・IT/経営・コンサルタント系)

■社長絡み
・「社長が式典で読む原稿作り…失敗できないと思ったから」(30歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「社長の接待マージャン…下手こいて左遷された先輩がいるので」(25歳女性/食品・飲料/技術職)
・「社長面接…配置転換を告げられることがわかっていたが、どんな内容になるのか予測できなかったから」(55歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)

■初めての仕事
・「会社員時代での、初めての客先での営業…ただでさえ経験がなく緊張を伴う中、同行してもらえるはずだった所長の都合で単独で伺うことになったため」(33歳男性/自営業/その他)
・「初めての契約…どう間を持たせたり、流れがうまくいくかどうか心配していたので」(30歳女性/不動産/事務系専門職)
・「機械110台の入札の現場…自分が入社して初めての100台越えの案件だったから」(30歳男性/商社・卸/営業職)

■その他
・「某国の大統領を迎えた式典…トップレベルの警戒の中、式典運営に携わったから」(26歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「テレビ局が取材している中での押印作業…地方ニュースで、1日に数回もされてしまうような取材だったので、間違えないか心配だった」(24歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「額面10億以上の桁を入力するとき…ふだんあまり入力しない桁なので、指さしで思わず5回確認した」(26歳女性/団体・公益法人・官庁/専門職)
・「自衛隊の訓練機に乗る仕事…自分の体重の12倍の重力がかかる耐G訓練では、もしもの場合の誓約書を書くほどだったから」(36歳男性/人材派遣・人材紹介/経営・コンサルタント系)

■総評
多かったのは何といってもプレゼン。会議でのプレゼンも緊張しますが、200人を前にするプレゼンは、想像するだけで嫌な汗をかいてしまいそうです。しかも、質問が自分に集中したというときの緊張はいかばかりでしょう。

初めての契約や営業などでの緊張は、今となってはいい思い出になっているという人もいるでしょう。また、社長へのお茶だしも慣れてしまえば、前ほど緊張しなくてもすむかもしれません。ただ、社長の接待マージャンはドキドキですね。だって、勝ってはいけないんですよね。それで左遷させられた人もいるのでは、大変な重荷となったのではないでしょうか。

重荷といえば、その他にある「某国の大統領を迎えた式典」に関わった方、「額面10億以上の桁を入力するとき」と回答した方です。どちらも手違いがあったら、謝ってすむ問題ではなくなりそうなので、超一級の緊張を強いられたお2人といえそうです。

調査時期:2013年10月2日~10月4日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男性233名 女性267名 合計500名
調査方法:インターネット(ログイン式)アンケート