今年で結成20周年を迎えたKinKi Kidsの堂本光一と堂本剛が、映画『ラッシュ/プライドと友情』(2014年2月7日公開)の日本語吹き替えで初共演することが23日、明らかになった。

映画『ラッシュ/プライドと友情』

本作は、『アポロ13』などで知られるロン・ハワード監督がメガホンを取り、1976年を舞台に伝説の天才F1レーサーであるジェームス・ハントとニキ・ラウダの闘いと絆を描いた。死を賭して頂点を目指す男たちと、彼らを取り巻く人々の波乱の実話をもとにしている。モデルとなったニキ・ラウダ本人も「ずばぬけた映画。レースだけでなく2人の関係性、葛藤をよく描いている」と絶賛。1993年に45歳という若さで早世したジェームス・ハントについては、「互いにリスペクトしていた。2人で映画を見てビールを飲み交わしたかった」と今もなお、旧友の死を惜しんでいる。

この"男たちの絆"を表現すべく、20年にわたるパートナーであると同時に、ライバル関係でもあるKinKi Kidsに白羽の矢が立った。共に映画声優初挑戦で、光一はテレビアニメでは『獣王星』(フジテレビ系・2006年)、『クレヨンしんちゃん「スシ王子! だゾ」』(テレビ朝日系・2008年)で声優経験がある。剛は2005年に公開された『ファンタスティポ』以来の映画となる。

幼少期からF1の大ファンで、私生活ではフェラーリも所有するほどF1好きとして有名な光一は、「レースももちろんの事、ドライバー同士のライバル関係等も時代毎に見てきました」と振り返り、自身が演じるジェームス・ハントについては、「スポーツマンとしては現代では考えられない人柄ですが」と語り、「命を懸けてレースをする者だからこそ感じる人生をF1の大ファンとして恥じる事のないよう自分の声で表現したいと思っています」と意気込んでいた。

一方、映画・テレビアニメ共に声優経験のない剛。「F1の知識が少ない僕にも引き込まれていく映画でした。常にトップを走る2 人が魅せるヒューマンドラマにとても感動致しました」と感想を語り、「女性にも男性にも共感できる感情がたくさんちりばめられている作品だと思います。この素晴らしい2 人の世界観にご一緒させていただける機会を頂き大変光栄です」とコメントを寄せた。

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