航空会社の地上勤務職員である「グランドスタッフ」。しかしその仕事内容がイマイチわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、グランドスタッフに必要な能力や、仕事内容をご紹介します。

■持ち場は空港内

空港内で働く職員は「グランドスタッフ」と呼ばれています。操縦士や客室乗務員とは違い、常に地上での勤務となります。

基本的には接客業務であり、旅客のサポートや案内がメイン。チェックインカウンターでの搭乗手続きを行うのもグランドスタッフの仕事です。また、国際線がある空港では外国語の利用も増えるため、語学能力が重要視されます。旅客の質問に答えるためにも、自分の勤めている航空会社についてはもちろんのこと、提携会社や他の会社の知識もある程度知っておく必要があるでしょう。更に広い空港内を行き来しなければならず、体力も必要です。国内においては航空会社の採用ではなく、子会社や旅行代理店の社員が業務に当たるのが一般的です。

■給料は意外?

空港関係の仕事というイメージからか給料が高いと思われがちですが、実際には子会社社員であることが多く、契約社員も少なくありません。早朝や夜遅い時間の勤務もあるため、決して楽ではない仕事といえるでしょう。

■日々やりがいのある仕事

しかし、困っている旅客にとってグランドスタッフの存在は非常に助かるもの。特に空港に慣れていない旅客にとっては心強いものとなります。また女性の場合は、スカーフを巻いた姿などとても華やかな印象を持つのではないでしょうか。

実際に混雑時の仕事量はかなりのもので、的確な行動がとれなければ飛行機のフライトが遅れることも少なくありません。他のスタッフと協力し合いながらスムーズな誘導を行うことが欠かせないため、毎日やりがいのある仕事といえるでしょう。

近年ではLCCなどの参入によりサービス面の向上も重要視されています。グランドスタッフの働きが航空会社のイメージに直接影響を与えることも。空港を利用する場合はぜひその仕事ぶりをチェックしてみましょう。