7月20日の公開以来、日本全国で爆発的なヒットを飛ばしているスタジオジブリ最新作で、宮崎駿監督のアニメーション映画『風立ちぬ』が、公開54日間で観客動員数800万人、興行収入100億円を突破したことが明らかになった。

『風立ちぬ』より

興行収入100億円突破は、邦画としては2008年7月19日に公開された『崖の上のポニョ』以来の快挙であり、洋邦合わせると2010年7月10日に公開された『トイ・ストーリー3』以来の大記録となった。

公開から8週目に入っても全国津々浦々で若者から大人まで幅広い層を取り込み、さらにはリピーターも続出するなど、全く落ちない興行が続いているという。先日9月6日に行われた宮崎監督の引退会見により、監督最後の映画作品となった本作を観ようと、9月7日、8日の週末2日間の興収が前週比134.5%と異例の伸びを見せており、週末興行成績では7月20日の公開から8週連続1位を記録。これは、邦画としては同じくジブリ作品の2004年11月公開『ハウルの動く城』が記録した9週連続記録に次ぐ成績となる。

この勢いは留まることを知らず、夏休みが終わった平日でありながらも好調な動きを見せており、配給の東宝によれば、この勢いで推移すれば9月中での動員1,000万人突破も射程圏内に入っているという。10月以降の興行成績次第では『崖の上のポニョ』に迫るメガヒットも期待されている。

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