トヨタ・アストラ・モーター(トヨタのインドネシアにおける車両販売会社)は9日、インドネシアで新型車「アギア」(AGYA)を発売した。ダイハツブランドの「アイラ」(AYLA)とともに、インドネシアの「LCGC政策」初の認定車となる。

インドネシアでトヨタブランドから発売される「アギア」

トヨタとダイハツは、これまでにも協業してインドネシアでのニーズに合わせた車を提供しており、「アイラ」「アギア」はともに低価格と低燃費を実現したエントリーユーザー向けのファミリーカーとして登場した。企画・開発はダイハツ工業と、インドネシアの現地子会社、アストラ・ダイハツ・モーター。トヨタへのOEM供給も開始され、ダイハツブランドから「アイラ」、トヨタブランドから「アギア」として発売される。

インドネシア政府は低価格で燃費の良い車の普及を促進すべく、「LCGC(Low Cost Green Car)政策」を制定。初の認定車となる「アギア」「アイラ」には、税制上の優遇措置が与えられるという。この政策で期待される新規自動車購入層向けのモデルとして、インドネシアにおける新たな市場開拓をめざす。「アギア」の販売価格は、日本円に換算して約85~103万円とのこと。2013年月販目標台数は5,000台。