会社で仕事に行き詰まることもあると思います。自分がやってきたことが正しかったのか、あるいは、これから進むべき道が正しいのかどうかなど誰でも迷うことはあります。そんな時に、この言葉を思いだして、見本となる人を捜すのも解決のための1つの方法です。

本日の論語

『子曰、見賢思斉焉、見不賢而内自省也』(子曰く、賢を見てはひとしからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みる)

意味

見識のある人は、徳のある優れた人を見れば同じようになろうと思うものであり、徳のない劣った人を見れば、自分も同じように愚かなところがあるのではないかと心の中で思って反省するものである。

解説です!

自分を高めるためには、見本となる人を見つけ、その人が、どうして優れているのかを考えて、そのいいところを見習うことが大切です。また、もし周囲に自分より劣っていると感じる人がいたら、その人の行いを見て、自分も同じようなことをしていないか反省するきっかけにするものだということを言っています。

こんなシーンで役立ちます!

誰でも自分の能力を高めたいと思うはずです。特に仕事のスキルを身に付けることは大切。しかし、どうしたらいいのか方法が分からなくて迷うこともあるでしょう。そうした時には、同僚に限らず、優れた仕事をする人を見つけて、その人がどのように優れているのかを分析してマネをしてみるのも一つの方法です。また、逆に仕事ができない人、効率が悪い人を見て、何故、そうなるのかを分析することで、同じ失敗をしないで済みます。