記者発表会に主席した風見しんご(左)、AKB48の田名部未来、ウルトラセブン

9月12日より東京・新宿SPACE107で上演される特撮TVドラマ『ウルトラセブン』初の舞台化作品『独りぼっちの地球人 feat.ULTRASEVEN』の記者発表会が28日、都内で行われ、主人公・橋守役の風見しんごとその娘ゆり子役のAKB48田名部生来、そしてウルトラセブンが出席した。

45年前の1967年に放送され、特撮史に名を刻む『ウルトラセブン』は、セブンや怪獣・星人といったキャラクターの魅力のみならず、子供向けドラマでありながら練りこまれたシナリオ、そこに秘められたメッセージ性が、当時多くの少年少女たちを虜にした不朽の名作。初の舞台化作品『独りぼっちの地球人 feat.ULTRASEVEN』は、当時テレビの前で夢中になっていた少年少女たちも大人になった今、『ウルトラセブン』が今もなお色褪せない記憶としている世代に向けた新企画として、演劇ならではのライブメッセージを体感して欲しいという円谷プロダクション、制作陣の思いから実現したという。

風間と田名部は、劇中で身に付ける、礼服とウエディングドレス姿で登場し、結婚式で親へのメッセージを読み上げるシーンを再現。ウエディングドレスを初めて着用したという田名部は「普段から自分の結婚式を妄想したりしているので、こんな感じなのかなと。お父さんから私の結婚式を見れるか心配だと言われていたので、メッセージ読んでいるうちにこみ上げるものがありました」と話し、風間がサプライズで父親の役になりきって娘へのメッセージを読み上げると、感極まって涙を流す田名部だった。

「20歳のうちにこんな経験ができて幸せです」と喜びをかみしめていた田名部は、今回の舞台について「生まれた頃から特撮が好きで、円谷プロさんとはウルトラマンフェスをはじめとしたさまざまなイベントでご一緒させていただきました。今回、こうしたお話をいただけて光栄です」と念願叶った様子。また風間は「テレビの前のちゃぶ台の前でみていた世代だったので、『ウルトラセブン』を舞台にすると聞いた時に、どんな怪獣と戦うんですか? と聞いたんですが、スタッフから『今回、戦いはないんです。ウルトラマンやセブンをみたお父さんの話なんです』と聞いて、面白そうだなと」と話し、『ウルトラマン』シリーズのこれまでにない試みに太鼓判を押していた。

最後に、風間は「『ウルトラマン』を見に行くからといってお父さんにずるいと言わずに、お父さんに"いってらっしゃい"と言って送り出してあげてください。そして帰ってきたら、お父さんにどんなお話だったか聞いてください。きっと、お父さんが子供の頃に感じた感動なんかを話してくれると思います」と子どもたちにメッセージを送っていた。

9月12日より新宿SPACE107で上演の『独りぼっちの地球人 feat.ULTRASEVEN』には、風間や田名部のほか、『ウルトラセブン』でモロボシ・ダンを演じた森次晃嗣や、『ウルトラマンティガ』ムナカタ・セイイチ副隊長役の大滝明利など、『ウルトラマン』シリーズに出演した役者たちも多数出演している。

■公演名:『独りぼっちの地球人 feat.ULTRASEVEN』
会場:SPACE107(東京都新宿区西新宿1-8-5 アルファ107ビル B2F)
会期:2013年9月12日(木)~9月16日(月・祝)
公演日程: 9月12日(木)夜 19:00
9月13日(金)夜 19:00
9月14日(土)昼 13:30 / 夜 18:00
9月15日(日)昼 13:30 / 夜 18:00
9月16日(月・祝)昼 13:30 / 夜 18:00
※開場は開演の30分前
※整理番号順の入場
※開場の1時間前より、整理券を配布
チケット:発売中
全席自由:前売 4,500円 / 当日 4,800円(税込)
※未就学児童の入場はご遠慮いただいております
■ストーリー
1967年に放送開始した、SFテレビドラマ史上に輝く不朽の名作『ウルトラセブン』も45周年を迎えました。当時画面に釘付けになっていた少年少女たちは、特撮ヒーロー「ウルトラセブン」の魅力だけでなく子供向けドラマでありながら練りこまれたシナリオや、作品が発するメッセージに、惹きこまれていました。今回お届けする「独りぼっちの地球人 feat.ULTRASEVEN」はそんな世代に向けてお届けする舞台作品です。

(C)円谷プロ