JVCケンウッドは6月6日、ワイヤレスヘッドセット「HA-FBT80」「HA-FBT60」「HA-FBT30」を発表した。発売は6月下旬。価格はオープンで、推定市場価格はHA-FBT80が12,000円前後、HA-FBT60が10,000円前後、HA-FBT30が7,000円前後。

「HA-FBT80」(左)と「HA-FBT60」(右)

3製品ともに、ヘッドセット部分とレシーバー部分からなる2ピース構造のワイヤレスヘッドセット。レシーバー部分は3製品とも共通だ。レシーバーとヘッドホンとの接続は3.5mmステレオミニジャックを使用する。

レシーバーのサイズはW22×D15×H61mm、重量は約16g。Bluetoothでの接続時に不足しがちな低音域を増強する「ACTIVE BASS回路」を搭載しており、迫力のある低域再生を実現する。再生・一時停止、スキップ、通話・音声機能をワンボタンで操作可能なマルチファンクションボタンを搭載。スマートフォンでの通話時のノイズを低減する「HD Voice」にも対応しており、クリアな音質で通話が可能だ。

Bluetoothのバージョンは3.0+EDRで、プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSPに対応。コーデックはSBC、AACが利用できる。SCMS-T方式のコンテンツ保護にも対応しており、携帯端末のワンセグ音声などを聴くことが可能だ。

電源は、内蔵式のリチウムポリマー充電池。約3時間の充電で、最長約10時間の連続再生が可能だ。

HA-FBT80のヘッドホン部は、マイクロHDユニットとダイレクトトップマウント構造が特徴。マイクロHDユニットは、カーボンナノチューブ振動板を採用した小型のドライバー。ダイレクトトップマウント構造は、ドライバーがハウジング側ではなくイヤピース側に配置される構造で、これにより高い解像感と遮音性を実現している。

HA-FBT60のヘッドホン部は、カーボン振動板とネオジウムマグネットを採用したφ10mmドライバーとメタルハウジングが特徴。ハウジングには、「エクストリームディープ」バスポートが採用されており、パワフルな低域再生が可能だ。

HA-FBT30のヘッドホン部は、ハウジング部分にインナーボディとアウターボディの二重構造が採用され、遮音性が高められている。インナーボディ内側には制振素材が配置されており、不要な振動を抑制。クリアな再生を実現している。